さあ、女人化研究所さんの久しぶりの新作がやってきました。女人化研究所さんは本当にオンリーワンな描き手。こんなにも自らの描きたいものを追求し続ける人の作品に出会えたのも、同人ダウンロード販売が普及したゆえ。感謝感激です。
女人化研究所さんはサークル名からお察しのとおり、TSFに全身全霊を注いでいるわけですが、なかなか市井には受け入れ難いものかもしれません。大抵の作品のパターンは、男性がひと昔前の少女マンガ的なフリフリでキラキラな女の子になってしまうものなんです。
髪の毛もふわりとパーマがあてられてボリューミーになったり、たてロールになったり。化粧も、すっごくケバい感じに入ります。
そして身体は、ムチムチでプリンプリンな身体が擬音と共に表現されます。そんな身体になったら、どんな男らしい男でも、性格は気弱になって、なよなよ震えるしかありません。それが、また惨めでエロエロ。
これまでの作品でも、女体化でそんな女にされちゃう主人公が幾人も描かれて来ました。今回は、ちょっと趣向を変えて、不思議なトイレに入ったら、女にされちゃうというオムニバス型式。
女体化されてからのシーンでは、女体化された主人公のみをカラーで描くことで、より堕ちた感を見せるという、テクニックが使われています。加えて、悪堕ち要素も投入されたり、前作よりも進化しているんです。
決して流行でもなんでもない、独特すぎる画風と展開。でも、それがアングラ感を煽り、興奮へと導いてくれるんです。もっとみんな、評価すべきですよ。これは。
(文=昼間 たかし)
『強制女装トイレ・grossy』
ページ数:79ページ<
サークル:女人化研究所