
エッチな同人には、タイトルで内容をわかりやすく説明してくれている作品もあるんですけど。この同人誌はどうでしょう。
『刑部姫コスプレイヤーのフリをした刑部姫(本人)が何故か俺のサークルでコスプレ売り子している話』
ぶっちゃけ三回は読み直さないとわかりません。ようは本人が本人コスをしているという設定。筆者、この人気ゲームはやってないので、あまり得意げに書くのは憚られますが、刑部姫が現実に実在しているわけですね。
で、その相方というか主人公のほうも「カ○デアのマスター」として実在しているわけです。なんで、普段はアレコレと戦ったりもしているわけですが、それ以外の日常は同人作家というわけです。
そんな複雑な設定のもと、本人コスをした本人とオフパコを楽しむ物語なわけでございます、はい。
作者のSSBさんは、コスプレイヤーものの作品で知られている人。単なるオフパコを描くかと思いきや、けっこうダークサイドな雰囲気をちらつかせたりと、生々しさで楽しませてくれる描き手です。今回も単なるオフパコかと思いきや、それだけではないオチが待っています。
ともかく、本人が本人コスということで、生々しさは爆発。しかも、この刑部姫はオフパコまで待ったりはしません。即売会の最中から、パンツを脱いでみたりと主人公を挑発してくるのです。いやー、人間一度はオフパコをしてみたいものですが、その際にはぜひ即売会の最中も、バレないようにエッチなことをしてみたいものです。
で、特に股間にグッときたのは、いざホテルでオフパコとなってからのワンシーン。いよいよ前戯に入っているというのに、刑部姫はスマホでエゴサしているわけです。スマホながらセックスをするとは、なかなかの手練れ。残りの人生で、いつかはこんなシチュエーションを楽しみたいと、興奮しつつ壁を殴ってしまう作品です。
(文=昼間 たかし)
『刑部姫コスプレイヤーのフリをした刑部姫(本人)が何故か俺のサークルでコスプレ売り子している話』
ページ数:24ページ
サークル:SSB