
男の娘やTSFジャンルによって、もはやエロマンガ通じてジェンダーの壁は崩壊させられていると思う、今日この頃。
そんな中でも、多くの人を「もう、ホモでもいいや」と目覚めさせているのは、このチンズリーナ先生の作品に違いありません!!
コミケの時も素敵な男の娘さんを売り子に迎えて楽しそう。ああ、いいなマンガ家は……なんて、思った人も多いのではないでしょうか。
いずれにしても、チンズリーナ先生の作品こそ、世の中の人々の思考をパラダイムチェンジさせている作品だと思います。だって、作中で描かれるエッチな男の娘を見て「これは、ホモだ」と忌避感を抱く人などいるでしょうか。そんな人なんていません。
男の娘のケツマンコにチンポをブチ込みたくなるか。あるいは、ケツマンコにチンポをブチ込まれたくなるか。その二択しかないじゃないんですか!!
一作品ごとに魅力を増していくチンズリーナ先生の作品ですが、夏コミ新刊のこちらもスゴイ。なんたって、初ホモセックスで、男の娘……いや、少年を完全にホモの側に堕とす作品なのですから。
いつも中性的な男の娘を描いているチンズリーナ先生ですが、今回はさらにホモ度が高い感じ。
冒頭から「うわ……可愛い! 本当に男なのか?」から始まって「もともと男色(その気)があった俺はもう舞い上がった」と続く。そして決意するのです……
「こういう性の区別が曖昧な子は早いとこ女(メス)にしてやらないと……」
なんだ、この使命感は!! 最高です。もっとやって下さい!! そう思ってページをめくれば期待は裏切りません。
「もう決めた! この子今日中に俺の女(メス)にする……!!」
いやあ、まったくケツマンコが未経験の男子を、瞬く間に快楽に堕ちさせてメスにしちゃうなんて。どういうテクニシャン?
見事なホモ堕ちの物語が、これまで評価されている通り、独特の言語感覚によって描かれる良作。
いまや「ホモ」という二つの文字をみるだけで、ガマン汁が溢れる人も多いんじゃないですか?
(文=昼間 たかし)
『ナヨナヨ少年をホモセックス(コネコネ)で女(メス)にする本』
ページ数:28ページ
サークル:CHINZURI BOP