
男の娘とか女体化とか、とにかくヤラれる側になりたい願望の人の股間を満たしてくれる作品は、事欠かない世の中になってきました。そうした作品を安定供給してくれる同人ダウンロード販売サイトは、最低限度の生活に欠かせないインフラですね。
さて、ネットやリアルで、そうした願望の人と話す機会は多いんですけど、ヤラれたいのにワガママな人は案外多いもの。「こんなヤツらにヤラれたいんだよ」という理想も果てしないのです。
その理想の二大巨頭が、キモヲタとチャラ男です。どちらも「こんな男にヤラれちゃうなんて~」という屈辱感が、みじめ気持ちいいというわけです。
……と、書いていて思ったのですが「みじめ気持ちいい」って、なかなか理解されない思考かもしれませんが、どうでしょうか?
キモヲタにヤラれたいというのは、すんなりわかります。汚くてキモい男にヤラれてより下等に堕ちた、みじめ気持ちいいを味わいたいというわけでしょう。
では、チャラ男は……というと、これまた難しい。いや、すんなり「考えるな、感じるんだ」と理解している人も多いのでしょうが、筆者はイマイチでした。
そんな時に出会ったのが、こちらの作品。まずは、ストーリーを提示しておきましょう。
女装をしなくても美少女にしか見えない男の子、圭(けい)。
モテるためSNSをはじめ、遊び半分で女装配信をしたら
思いの外うけて男女問わず大人気に!
自分の女顔を武器に、ガードのゆるくなった女の子たちを
次々食いまくり、途切れない誘いに完全に調子に乗っていたら…。
いつものようにヤッて、駅まで送る途中。
女の子の彼氏のチャラ男とばったり遭遇!
揉めてる中こっそりと路地裏に逃げ込もうとする圭だったが、
褐色金髪のチャラ男・ルイにつかまってしまう。
「一目惚れしちゃった。浮気のお詫びに手コキで抜いてよ」
ダルく思いつつ、早く解放されようと仕方なく手コキを始めるが…。
まずね「一目惚れしちゃった。浮気のお詫びに手コキで抜いてよ」と、言葉はユルいけれども強引な感じが、チャラ男の特徴です。
そして、こうしたジャンルにおけるチャラ男というのは、とにかく欲望に忠実でセックスが上手い!!
嫌々やってたハズなんですが、気がつけば ハマってるのは自分のほう。しかも「嫌なのに、拒めない」という状況へ持ち込むテクニックも巧妙。この作品では、ぶっかけ写メを材料に脅迫されて、輪姦やら肉便器にされて、チャラ男チンポにドハマリさせられます。
この、絡め取るように逃げ道を塞がれていくシチュエーション。これは、チャラ男でなくては描けないものじゃないでしょうか。
昔のエロマンガでたびたび見られた、なんか巧妙なヤクザ者にハメられてヤラれるみたいなシチュエーションと似ています。
結論。ホモセックスの気持ちよさをたたき込んでくれるチャラ男というのは、けっこういいヤツなのかも……?
(文=昼間 たかし)
『この僕がチャラ男にメスイキ完全敗北するなんて…』
ページ数:画像24枚+α
サークル:よもぎや