この作品、発売直後によーし読むかとダウンロード。ファイルを解凍して驚いた、ファイルがact.1からact.18まであるんですよ。基本の文字有りストーリーだけで536枚。しかも、一枚一枚きちんと読み応えのあるストーリーが刻まれている。
なんだ、このやる気は。しかも、長いといって冗長に長いんじゃないです。BL要素とかも含めて、あらゆる嗜好が一作品に詰まっている。
なんというか、田舎にあるイ○ンモールみたいなもんですよ。これ一作品でないものはない、どんな嗜好の人も必ず満足するシーンを見つけることができるというわけです。
実際、長いだけあって物語は丁寧で深い。主人公は、真面目な優等生の美少年。でも、その幼なじみの親友男子は不良。立場が異なるのに優しくしてくれる主人公に劣等感やら、コンプレックスやらを抱いてしまう。
ヤンデレ男子のせいで、クスリを飲まされて身体を変えられ、犯されていくわけなんです。学生服の下が女のコの下着だったり、おっぱいも出てきたり……。
もうね、女装モノなのか男の娘モノなのか、BLなのか……ぐっちゃんぐっちゃんなカオスの興奮も、まだまだ前菜。優等生な主人公ですから、当然、女子からの人気も高くて告白されます。でも、その身体は……意外な方向から「人生終わってる感」を味あわされるわけですね。おまけに、告白してくれた子の前で、犯されるし。もう、ジャンルがなんだか盛りだくさん過ぎるけど、ホンマ、ええよ! これ!
でもね、強烈なのは後半。もう、人生ぐっちゃぐちゃになった主人公は家出。女装して歩いているうちに、おじさん相手に売春しちゃう。でも、おじさんの目的は単なるエッチじゃありません。シャブ漬けにして、ホモ売春婦にするのが目的だったのです。
現実では決してあり得ませんが、エロの世界において「シャブ漬け」は興奮するワード。わかりますか、ここまでメス男子とか女装とか、ホモとか、濃厚な料理がどんどん積み上げられた挙げ句に、さらなる絶品が出てくる感覚が!!!!
もうね、深夜に気軽に買って読めるものではなかった。確実に、食い入るように読み込んでしまう興奮は存在します。だからこそ、なんじゃこりゃああ! と驚きおののきながら読んで欲しい。
思わず、作者のほかの作品も買ってみたのですが……この人はなんだ、暗黒の創造神か。最高です。ごちそうさまでした。
(文=昼間 たかし)
『雌化中毒 ~幼馴染に薬を与えられ淫らな雌に堕ちてゆく少年~』
ページ数:画像24枚+α(基本24枚、文字有り536枚、文字無し差分377枚、総合計933枚収録)
サークル:MillionServant