どこまでも、妊婦エロスを描き続けるかミサキ闘。

 初の単行本『妊婦性活』(三和出版)では、岩手県から上京後に、野方駅近くのアパートでのバイトしながらのマンガ家修業。その苦節の末にたどりついた単行本発売の喜びを綴っていたミサキ闘氏。いや、ホントに単行本が出てよかった……。

 だから、昨年発売のマタ妊ティ孕スメント(クロエ出版)が書店の店頭で平積みされているのを見つけた時には心の底から感動した。

 にしても、岩手県からやってきた青雲の志が、どこでどうなって妊婦エロスに至ったかは謎。ぜひぜひ、一度はお話を聞いてみたいものだ。
  
 さて、今回の単行本は、2014年から2017年の発表作を収録した作品集。なにがあったのだろうか、前単行本にも増して作品のレベルが上がってるし、テンションも高くなっている。前後編で描かれる『リンゲツ撮影隊』は、テンションも高いし、なぜかヒロインに惚れさせにかかる要素もあるという極めて巧みな作品である。

 ヒロイン・霞は出産を控えて、月1万円の受診代、20万円の準備金、出産費用50万円を稼ぐために、自らアダルトビデオへの出演を決意した妊婦である。作中の言によれば、彼女を孕ませた男は妊娠がわかった途端に音信不通という設定。きっと、ダメ男のせいで損をする人生を送ってきたんだろうなあと思いつつも、産まれてくる子のために身体を貼って稼ごうとする母性と努力とが、なんだがとってもカッコイイのである。

 肝心のエロシーンは、当代きっての妊婦エロの描き手ゆえに興奮度に手抜かりはない。注目したいのは、エロシーンの後にやってくる出演作品が販売されてからの描写。いきなり人気作品になったことで霞は、今までの人生になかったような感覚に驚きつつも、さらに過激なプレイへと挑戦していく。いわば、ちょっとアレな自己承認欲求という見方もできるんだろう。でも、人生の暗かった女のコが方法はなんであれ人生を花開かせていく描写は、幸せの一言に尽きる。

 もう一作注目したいのが『ジョギング妊婦さん』。こちらは、まったく違うベクトルにテンションが爆発している作品だ。妊娠10カ月のヒロインは、もう臨月だというのに、セックスをしたくてたまらない。そのために、ボテ腹を抱えてジョギングをして、男にナンパされるのを待っているのである。

「どいつもこいつも……妊婦は対象外だっての?」

 とか、男を誘う視線を送りつつ、まったく相手にされないことをボヤくヒロイン。いやいや、そんなに世の中に妊婦マニアは氾濫していないだろう……。

 前の単行本と比べるならば、全体的に幸せな明るさが増した感のあるミサキ闘氏。このマニアックな世界を描ける喜びを、もっと世界に発信して欲しいものだ。
(文=ピーラー・ホラ)

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ミサキ闘『マタ妊ティ孕スメント』 臨月間近でもセックスをしたくてたまらない! 妊婦ヒロインにマジで惚れそうな一作の画像2

マタ妊ティ孕スメント
ページ数:197ページ
筆者:ミサキ闘
出版社:クロエ出版

ミサキ闘『マタ妊ティ孕スメント』 臨月間近でもセックスをしたくてたまらない! 妊婦ヒロインにマジで惚れそうな一作のページです。おたぽるは、マンガ&ラノベの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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