なんてシコリティなんだ、この作者。
この作品と共にサークル「トランス・トリビューン」がデビューしたのは、2016年11月のこと。早いもので、すでに1年半もの時が流れています。それでも、この作品はいまだに色あせない実用性を持っているのです。
毎日の日課として「今日は、新しい作品が登場していないか」と販売サイトを欠かさずチェックしているわけですが、この作品の登場は驚きでした。なんだ。まだ世界には、こんな才能が眠っていたのか!!
サンプル画像だけでも震える思いでした。可愛さのある絵柄は、言葉にしようのないメス堕ちオーラを放っていたのですから。
物語は極めてシンプルです。
文武両道、優しい性格で学内でも評判の優等生、井上悠真。
ある日彼は生徒会の後輩でもある鈴木美奈子に告白される。
突然の事態にどう返答したものかわからず、とりあえず明日返事をすることを約束する悠真。
その日は家路に着いた悠真だったが、そんな彼をつけ狙うひとりの男がいた……。
井上悠真をつけ狙っていたのは、担任の仁田先生。以前より、異常な性嗜好を持ち彼を狙っていたのですが、悠真が美奈子に告白されるところを目撃し、欲望を実行するのです。
監禁されて女装させられた悠真は、バイブで尻穴を犯されて射精。さらに、自分で尻穴オナニーをさせられて射精。どんどん自尊心を削られていくのです。
でも、前半はまだ男である自分を捨てきれません。セーラー服を無理矢理着せられて、涙目で「いやだ……そんなことしたくない」と必死で抵抗しても逃れられない、フェラから尻穴処女の喪失。
それでも、必死に男としての矜恃を保とうとする悠真ですが、ついには拘束バイブ責めで「しゅごいのおッ」と自ら求めるメスへと転落するのです。
こうして、井上悠真から女のコ「ゆな」へと変貌したメス堕ち男子。先生の「女のコなのに間違えておちんちんが生えて生まれてきてしまったんだ」という言葉に導かれ喜んで再教育を受けるのです。スク水姿でケツ穴にディルドをブチ込んで射精姿を撮影されたり……といった扱いを受けます。
「男のくせにこんな格好して男にケツを突き出して、人間こうなっちまったら、おしまいだな」
なんて、蔑みの言葉をぶつけられながら犯されても、それは快感。喜んでチンポに媚び媚びするのです。
そして、先生とのセックスでは、めいいっぱいエロ可愛い下着を身につけて、男だった記憶なんか塗りつぶすように、メス奴隷としての幸せを貪り尽くすのです。
ひたすらに堕ちながら貪る快感。それを加速させるのは、擬音やアエギ声の書き文字。この文字が、やたらと熱がこもっていて、いかにも気持ちよさそうなのです。
もう男に犯されることだけに人生の意義を感じている元男な女のコ。チンポから射精しまくる女のコ。完全に人生の終わった精液便所でなければ味わえない快感が、ここにはあります。
なにより、快感を貪るだけではなく、男に必死に媚びるところまで堕ちたい。そんな願望が読者には必ず芽生えるでしょう。
(文=昼間 たかし)
『先生の再教育 -女装メス奴隷に堕とされた少年-』
ページ数:画像16枚+α
サークル:トランス・トリビューン