昨年、日本のアニメ映画の歴史を覆した新海誠監督の『君の名は。』。7月26日にBlue-rayが出るのだが、その予約だけでAmazonのランキングを独占したり、まだまだ人気の熱は冷めやまない状態だ。
そんな中、どこかのレーベルがやらかすだろうと期待していたところ、やっぱり出たのがAVパロディーだ。女優は涼川絢音で、タイトルは『君の縄。』だ。AVパロディーはどの作品も秀逸なタイトルだが、『君の縄。』もこれ以上のネーミングがないほどの完璧なタイトルだ。
同作の発売が発表されるや、その爆笑秀逸タイトルにネットではやんややんやと大騒ぎになった。ジャケットのデザインはきちんと新海誠節が出ているし、彗星が精子っぽくなっているし、考えた人は天才かと思えてしまう。「前前前戯でイキまくり!」「これってもしかして……私の体、イキまくってる!?」「まだ縛ったことのない縄を、望んでいる」などキャッチコピーもぬかりない。
さて、では実際中身はどうなのか、さっそくレビューしてみよう。
冒頭、宮水三葉が布団に寝ているシーンから始まる。なんだか少し寝苦しそう。目を覚ますと乳をもみだす。ここは映画にもあった身体が入れ替わった立花瀧が女性の身体を堪能するシーンを髣髴させる。しかし、三葉はこのままオナニーを始めてしまう。
おっ…おぉ? さっそくオリジナル展開? 全くパロってないぞ!?
オナニーが終わると宮水三葉のコスプレでドラマシーンとなるが、アナルスティックをしゃぶったり、いきなり亀甲縛りでセックスし始めたり、『君の名は。』は置いてきぼり状態。男優は一応「瀧君」と呼ばれてはいるものの、外見は似ても似つかない。
ただ、一応亀甲縛りでのセックスは神事の予行演習ということらしく、ここは『君の名は。』でもあった宮水家の神社の家業を踏襲しているらしい。縛るシーンはそれっぽい美しいBGMも流れる。
三葉はM設定なのか、縛られながら攻められ、常に快感とも苦悶と取れる表情を浮かべている。制服を着たままの亀甲縛りだし、表情は良いし、ここで3本は抜ける。前半のエッチシーンの最後は亀甲縛りのまま三葉に顔射して終了。
後半は神社の神事に移るのだが、ここではふんどしの男たちに囲まれ、チンポをしゃぶっていく儀式となる。前半で見せたアナルスティックなめはここで活きてくるというわけか。
たくさんの男たちの精子を口に含み、「口噛み酒」っぽい演出もあるが、映画を観ていない人にはなんのことやらわからないだろう。でもそれでいい。たっぷりお口に出してもらった恍惚とした表情がたまらない。
後半最後はまたまた亀甲縛りからのセックスシーンとなる。縛られたまま複数の男のチンポをしゃぶらされ、下から突き上げられ、バックから突きまくられる画はちょっとしたSMシーンともいえ、ドS心に火が点く。三葉の喘ぎ声も、非常に従順でメス豚の性奴隷声がチンポをビンビンにしてしまう。
射精後は、『君の名は。』のラストシーンに登場する本物の階段シーンから、青空へと切り替わり、どことなく新海誠風に終わる。
結論、『君の縄。』はタイトルとジャケはパロディーだけど、中身は設定を少しだけ演出に取り入れたソフトSMのAVだ。まさに君の“縄”なわけだ。しかし、三葉コスはあるので『君の名は。』のファンでも十分に世界観を楽しみながらオナニーできる。SMが苦手な人でもソフトなものだし、和姦だから十分に楽しめるだろう。ただ、『君の名は。』を観ていない人は内容は全然異なるから誤解しないように。
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『君の縄。』
出演者:涼川絢音