“童貞ロケ募集担当者の元に不可思議なメールが届いた。彼は女体に憑依ができるらしい…”
そんなナレーションで始まる本作。テロップといい、よく響く低音のナレーターの声といい、AVショップの棚にズラッと並ぶ“エロ憑依”ものとは違って、ドキュメンタリーな雰囲気を漂わせている。果たして「憑依」はホンモノなのか? 筆者はグイグイと作品に引き寄せられていった。
「憑依」とは、「魂が別の人間の肉体に乗り移る能力」とされているが、これが本物なら、新聞やテレビ、世界中のマスコミが大騒ぎするほどの大ニュースに違いない。
それなのに、あえてAVの、しかも童貞ロケの応募で世間に発表するなんて、投稿者は川口浩探検隊(懐かしいゼ)以来の謙虚なお方に違いない。
主人公は、相沢(仮名、25歳)という、おどおどした引きこもり風のダサ男。本当に憑依ができるのか? 女性と5秒ほど目を合わせるだけで、「スルーっと抜けて行く感じ」で相手に乗り移ることができるのだというが…。
偶然社内にいたSOD社員の女性に、会話の練習と偽って向かい合ってもうらうと、すぐに相沢が卒倒した。どうやら体から魂が抜け出たようだ。
逆に、それまではおとなしく真面目そうだった女性社員が、急にテンションが高くなり、
「ちょっといいっすか! させてもらって」
と、豊満な巨乳を自らまさぐり、ケツをひん剥き、ティーバックの脇から指を差し込み、同僚である撮影スタッフの目前でオナニーを始めたのだ。
事務机に腰掛け、両乳首をつまみ、マ●コに指をズボズボ入れる。その匂いを嗅いでは、
「チーズっぽい。石鹸の匂いもする」
と、クチュクチュ音を響かせる。
さらに電マを借り、指とのダブルオナニーをすると、マン汁が潮に絡んで、長い糸を引いて股間から床に垂れ下がった。本当に感じている証拠である。これが本当に憑依によるものなら、歴史的な名作AVに違いない!
相沢の憑依が本物と判明し、次に獲物として選んだのは、なんと相沢の妹(JK)だった。しかも、憑依した妹のマ●コに、男優のチ●ポを突っ込んでセックス体験がしてみたいと。
女性は男性の30倍気持ちいいとは聞くが、果たして、人類の悲願でもあった快感比較はできるのか?
そしてさらには、憑依後、気を失っても勃起していられる能力を身につけた相沢は、憑依した女性と、魂の抜け出た自分の体でセックスを試みるのだが、果たして“セルフセックス”はできるのか!?
その他にも、家に遊びに来た妹の友達のJKに憑依し、レズプレイを体験したり、憧れの隣のJKと憑依セックスにトライするなど、カラミも盛りだくさん。
「穴ってどこにあるんすか?」
「このあとどうすればいいんすか?」
など、憑依以外に童貞テイストも漂わせてドキュメントっぽく仕上げている。しかし、よく考えてみると、冒頭の憑依でJKのおっぱい揉んだりパンツ見せたりしている時点で、ドキュメンタリーとしてはアウトじゃないの? な~んだ、やっぱり「憑依」なんて能力は、しょせん、「夢物語」ということ? もし、筆者に憑依能力があったなら、まず、国民的エロアイドルのライブに行く(笑)。
(文/松本雷太)
【視聴はこちらから!】
『これマジ!?女体に【憑依】できる男は実在した!』
収録時間:120分
出演者:—-
メーカー:SODクリエイト