女性の日常的なアート作品とも言えるメイクだが、90年代の“ガン黒”など意外な展開を見せる可能性を常にはらんでいる分野でもある。目元を飾るアイメイクの最新トレンドは“ペニス絵図”というから驚きだ。

■“ちんちんライナー”画像が続々と投稿される
アメリカ・カリフォルニアの19歳、アジア・ブラウティガムは先日、誰もが一瞬目を疑うアイメイクを施した画像をTwitterに投稿した。インパクトがあり過ぎるそのアイライナーの図柄はたちまち話題を呼び、各種のメディアでも紹介されることに。まぶたに描かれた図柄はなんとペニスだったのだ。
実物に比べればヒョロ長過ぎるが(!?)、目尻方向へ向かって長く伸びたペニスが描かれ亀頭の部分も省略することなく描写されている。逆に目頭の部分には陰嚢(タマ袋)が表現されているのだ。このデザインを彼女は「dickliner」 と呼んでいるようである。“ちんちんライナー”とでも訳すべきか……。
Twitterでは、さっそくこのdicklinerを“やってみた”アイメイク画像が続々と寄せられ“ちんちんライナー”ツイートが続出することに。本家の彼女よりも、むしろクッキリとペニスを描いているものも多いようで、中にはグロスを使ったキラキラバーションもあるようだ。
もちろんだが決してメイク行為を貶める意図があるわけではなく、純粋な遊び心から生まれたデザインであるということだ。今のところはTwitter上の盛り上がりだけに収まっている感もあるが、はたして今後公共の場所で“ちんちんライナー”の目の女性を見かけることがあるのだろうか!?
■ペニス型リップスティックも人気商品に
なぜか昨今、女性のファッションに関わる分野で“ペニス”がフィーチャーされている。Amazonで手軽に購入できることから注目を集めているのがペニス型リップスティックの「Lips Dick」だ。
リアルな勃起時のペニス形状をなかなかリアルに再現している(!?)このリップスティック、これまた目を疑う代物だが商品自体は2013年ころから販売されていたということだ。
そしてSNS全盛の今日、このリップスティックを購入したInstagramユーザーが商品の画像を投稿。これがたちまち話題となり広く世に知られるようになった。SNSの力、恐るべしというところだろうか。色はクリーミーピンク、オパールルージュなど12色あるようで、12本のセットを20~25ドル(約2300~2800円)で米Amazonから購入できるようである。
しかしどうして今、ペニスのデザインが“来て”いるのか? 社会現象としてどんな意味があるのか興味深い研究対象(!?)だが、なかなか一筋縄ではいきそうもない。
(文/宍戸ペダル)
【参考】
・BuzzFeed
https://www.buzzfeed.com/remysmidt/penis-make-up?bftw&utm_term=.hnkKPbZ8q#.xyao0YgVw
・Cosmopolitan
http://www.cosmopolitan.com/ng/beauty/news/a2089/would-you-buy-these-penis-shaped-lipsticks/