
「私、○○フェチだから」
という言い方が流行っている。○○に強く性的興奮を感じる、という意味だ。
「臭いフェチ」「制服フェチ」などはわかるのだが、「おっぱいフェチ」「お尻フェチ」となると、「そりゃ性的興奮を感じて当たり前だろ! エロのそのものだもん」と思ってしまう。
やはり、エロそのものからは少し離れていないと、“フェチ”というのは成り立たない気がする。その境目が、「足フェチ」くらいじゃないだろうか。
足フェチは一定需要があり、その嗜好も細かく分類される。足全体が好きな人、スカートからのぞく足が好きな人、ふくらはぎなど限定して好きな人、などなどだ。
以前、女性の足フェチの人を取材したことがある。20代前半の普通の女子だったのだが、男の足が好きというのはちょっと珍しい。しかもその子の趣味は変わっていて、足の“味”と“臭い”に興奮するのだとか。
「足の指を1本1本舐めるのがすごい好きなんです。そら豆みたいな味と臭いがするじゃないですか~? すごくいいんですよね」
そう、うっとりした顔で言っていた。しかし、そら豆の味と臭いが好きなら、そら豆を食べれば良い気がしてしまうが、そういうものでもないのだろう。
また、「足フェチ」の中で「ストッキングフェチ」というカテゴリーがある。ストッキングを履いた足に性的興奮を覚える、比較的オーソドックスな趣味と言われるジャンルだ。ストッキングを履いてつるつるになった足は、確かにエロい。また、ストッキングによって蒸れた足や、ビリビリっと伝線している様子がエロいのもわかる。
しかし、そんな僕の妄想レベルではない、ぶっ飛んだ足フェチビデオを発見した。『パンスト大好き!!スペシャル15ただパンスト達を見ているだけで…』である。この作品の主人公は、人間ではなくパンスト。人は一切出てこないというフェチビデオなのだ。