“なろう”系といえば、(主に)小説投稿サイト「小説家になろう」出身のライトノベル作家を指す言葉だが、この“なろう”系は人気作が非常に多い。例えば、『魔法科高校の劣等生』や『Re:ゼロから始める異世界生活』、『この素晴らしい世界に祝福を!』などだ。これらの作品は、アニメ化を含めた大規模なメディア展開がされているので、名前くらいは聞いた方は多いだろう。

 ベストセラーにもなった『君の膵臓をたべたい』も“なろう”出身の作品である。

 さて、そんな“なろう”系のWEB小説が原作のマンガを新たに紹介しよう。『俺の現実は恋愛ゲーム?? ~かと思ったら命がけのゲームだった~』だ。

 ちなみにこの作品は未完である。よって原作書籍がリリースされていない作品だ。少々珍しいケースといえる。

 以下、簡単なあらすじだ。

 主人公・長谷川亮はある日、目が覚めると視界のすみにPCのウィンドウのようなものがあるのが見えた。それをタップしてみると、所持金や体力、魅力、セーブやロードといったゲームのような内容が表示された。

 そのウィンドウでアイテムの購入も可能で、そこで女性を攻略するゲームの世界(?)に入り込んでしまったことに気付く。さっそく主人公は攻略を開始するが……。


 なんの前情報もなしに、いきなりゲームの世界(という明確な証拠は提示されていないが…)に入り込んでしまった主人公。“なろう”系でおなじみの、ある種の異世界ものである。なぜゲームの世界に入り込んでしまったのか、一切説明がないあたりがいかにもWEB小説といったところだが、徐々にこれについては明らかになるのであろう。

 ゲームの目的は女性を攻略すること。この攻略の意味は、恋愛的なゴールではなく、女性の持つ裏の顔を暴くことが主のようだ。

 何度も失敗し、時には命を失いかけながら、時にはエロ展開を見せつつ、ロードを繰り返しながら女性を攻略する主人公。攻略する際には、頭脳をフル回転させ、何が正解かを考えに考え、パズルを解くように正解を導いていく。

 作品の方向性としては、『DEATH NOTE』のような頭脳戦を展開した一級サスペンス・ミステリーを目指しているのだと思われる。正直、『DEATH NOTE』ほどの頭脳戦には届いていないものの、それなりにサスペンス・ミステリーしているのは伝わってくる。ゲームの世界に入ったという設定により、様々なアイテムが存在し、それらを駆使してクリアをしていく様はアクションRPGのようで読んでいて爽快だし、何よりユニークだ。

 しかし、世界観が狭いと感じざるをえないことが多い。例えば、二人目の攻略女性がいかにも社会の闇を背負っていそうで、その正体が一体何か、盛り上げる物語展開であったが、蓋を開けてみれば乱交パーティー主催者という設定であった。作中では主人公は、乱交パーティーが開かれていることに目が飛び出しそうなくらい驚愕しているのだが、そんなに驚くほどのものでもなかろう。拍子抜けとともに、筆者がまだ若くて世界観が狭いのだろうな、と想像してしまう。

 アイディア自体は面白く、展開もそれなりにスリリングで、ヘタなデスゲームものよりもサスペンス・ミステリー度は高く、エンターテイメントとして成功している。原作はこのところ更新がないようだが、マンガオリジナルの展開や結末を迎えるのかどうか、続巻に期待だ。
(文=Leoneko)

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『友食い教室』あの有名作品に酷似!? こうしたエログロデスゲームが量産される背景には理由も…の画像2

俺の現実は恋愛ゲーム?? 〜かと思ったら命がけのゲームだった〜 1巻
掲載誌/レーベル:ガンガンコミックスUP!
著者:わるいおとこ・彭傑&奈栩・夕薙
出版社:スクウェア・エニックス 

『俺の現実は恋愛ゲーム?? 〜かと思ったら命がけのゲームだった〜』失敗したら即死!?頭脳を駆使して女の闇を暴くクライムサスペンスのページです。おたぽるは、漫画ライトノベルマンガ&ラノベの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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