事件の被害者対象となりえる子供は、時として加害者の立場に回ることがある。それもひどく残忍な。

 有名な事件でいえば国内だと、社会的なインパクトがあまりに大きかった神戸連続児童殺傷事件や佐世保小6女児同級生殺害事件、海外だと古くはメアリー・ベル事件や、ジェームス・バルガー事件など記憶に残っている方はいるのではないだろうか。

 子供が犯す殺人事件はその未熟さゆえか、グロテスクなケースになることが多い。上記にあげた犯罪の詳細を読むだけで気分が悪くなる方もいるだろう。そのくらい凄惨であり、良くも悪くも人々の記憶に残る。子供に対する概念と社会制度そのものが変わってしまうこともある。

 さて、そんな無邪気さゆえに残酷極まりない殺人を繰り返す子供たちの物語がある。三浦みう氏の『チルドレン』だ。

 以下、簡単なあらすじだ。

 主人公・五十嵐透は半年で300万円ももらえるというアルバイトのために、山奥の施設にやってきた。そこは清水桜子(14歳)が代表を務める児童施設だった。

 仕事内容は子供の世話。主人公は子供の世話をしたことがなかったので、少々不安を覚えながらも“簡単な”仕事だと思っていた。

 しかし、この施設には大きな秘密があった。

 施設の児童たちは“仕事”と称して、施設に連れてこられた大人たちを殺し、証拠隠滅のためにバラバラに解体処理までするのだった――。


 
 とにかくこの作品はグロい。ゴアでスプラッターだ。

 絵が写実的ではなく、荒々しいタッチだ。そのため、どこかフィクションじみたファンタジー感を覚えてしまうのだが、それでも苦手な方は閲覧注意だ。荒々しい絵がかえってグロさを助長し、ホラー感を強めているとも言える。

 生きた女性の目をスプーンでくりぬく、命乞いする男性の首に向かって斧を振り抜く、ノコギリで喉を切り裂くなど、残酷描写のオンパレード。

 特筆すべきは殺人対象が大人だけではないということ。施設にいる以上、殺人をするのは日常の義務と化す。それができない子供は逆に処分されてしまう。よって助けを求める子供の喉をナイフでゆっくりと切り裂くなど、目を覆いたくなるシーンなんかもある。

 一体この施設の正体はなんなのだろうか。まだ1巻では少しも分からない。なぜここに大人が運ばれてくるのか。

 清水桜子の過去がほんの少しだけ回想されるシーンがあるのだが、どうも大人たちに集団レイプされているようだが、それ以外は分からない。分かっているのは、施設にいる児童は、何かしら訳ありの子供たちだということ、そして自力で生き抜くために殺人を犯しているということだ。

 表紙の桜子が血染めの包丁を握っているとはいえ、かなりポップに描かれている。しかし、これは完全に表紙詐欺だ。中身は少しもポップではない。ハッピーさの欠片もない。絶望と恐怖しかない。

 確実に読者を選ぶ作品ではあるが、グロテスクなゴアスプラッターマニアは必読と言える。
(文=Leoneko)

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『R402』こんな女がいたら最高だけど最狂にホラー?サイコパスな痴女に溺れる男の運命はいかに!?の画像2

チルドレン 1巻
雑誌/レーベル:ガンガンコミックスUP!
筆者:三浦みう
出版社:スクウェア・エニックス

『チルドレン』閲覧注意のゴアスプラッター!無邪気な子供ほど、より無心に、より残酷に人を殺すのか……!?のページです。おたぽるは、漫画マンガ&ラノベの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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