最近、インドで人々を襲う猿が社会問題になっているそうだ。歩いている観光客や老婆に、プロレス技のドロップキックのような飛び蹴りをぶちかます動画がYouTubeにもアップされている。

 その原因のひとつとして、生息領域を侵された猿の人間に対する復讐ではないか、と考えられているそうだ。猿に襲撃されてけがを負ってしまった方たちは、気の毒ではあるが、本当に悪いのは人間なのか猿なのか、なんとも言えない問題である。

 さて、そんな猿をモチーフとしたホラーマンガを、先日紹介した『モンキーピーク』に続いて紹介しよう。『マシラ ―殺戮の村―』である。現在、第2巻までリリースされている。作者はサイコホラー色の強い『サエイズム』などで知られる内水融だ。

 以下が公式のあらすじである。

 12年ぶりに、祖父母が住む村を訪れた少年・庵。何もない山奥の村で休日を過ごすはずが、人間を襲う猿が現れて……。

 山奥から確かに聞こえてきたのは、僕ら人間を殺そうとする声……。迷走サバイバルホラー、開幕。裂イテ、殺シテ、喰ウ……。


 『モンキーピーク』がホラーを中心にすえつつも、巧みなヒューマンドラマにサイコスリラー/サスペンス展開している作品であるならば、『マシラ ―殺戮の村―』はもっとストレートなパニックホラーと言えよう。

 動物の言葉を理解できるという特殊能力を持つ主人公・庵が田舎の山村に訪れたとほぼ同時に、異様な猿たちが山村の人々を襲う。ただ襲うだけではない。人々を食うのだ。

 しかも猿たちはかなり高度な知能を持っているようで、山村へ続く道を分断したり、電気の供給を止めたりと、人々の恐怖心を煽りながら少しずつ追いつめていく。猿の中には、口が笛のような特殊形状になって大きな音を立てられるものや、親指が銃の照準のようになっていて、狙いを定めて石を投げるものまでいる。しかもその威力は人間の頭部が破裂するほどだ。もはや散弾銃と言ってよい。拳が硬質化していて、コンクリートの壁をパンチで破壊する猿までいる。ここまでくると、『進撃の巨人』に登場する“鎧の巨人”だ。

 一体この猿たちは何なのだろうか。本当に猿なのか、新種の生物なのか、それとも別の何かなのか、単なる化け物なのか。

 その謎を知っているよな人物も登場してくるが、まだ当然はっきりとはしない。謎が謎を呼び、惨たらしく惨殺され、食い散らかされた人間の遺体が転がるばかりだ。

 グロ描写がきつめに描かれるので、苦手な方は要注意であるが、その手のファンは楽しみながら読み進められるだろう。この手の物語はB級ホラーと形容されがちだが、今作にトンデモ進行はいまのところ見られない。謎の解明と猿たちの行動原理がしっかりとすれば、ホラーとしてかなり良い作品になりそうな期待だ。

 『モンキーピーク』と合せて、ぜひ『マシラ ―殺戮の村―』も読むことをおすすめする。
(文=Leoneko)

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『マシラ ―殺戮の村―』食人猿が孤立した山村で大暴れ!グロ強めのサバイバルパニックホラー!!の画像2

マシラ ―殺戮の村― 1
掲載誌/レーベル:チャンピオンクロス
筆者:内水融
出版社:秋田書店

サエイズム

サエイズム

こちらはサイコホラー!

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