違法にアップロードされた漫画が無料で読み放題となっているサイト「漫画村」が問題視されている。運営者は、ネット上に落ちている画像を収集して保存しているだけなので「違法ではない」と主張しているが、漫画家をはじめとする出版関係者の多くは「出版界を衰退に追い込む巨悪」だと警戒している。

 漫画村では『ONE PIECE』(集英社)や『進撃の巨人』(講談社)といった人気漫画の単行本だけでなく、週刊漫画誌も発売直後にアップロードされている状態だ。人気漫画誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)、「週刊ヤングマガジン」(講談社)なども例外ではない。

 2月5日発売の「ジャンプ」2018年10号も即日アップロードされている状態なのだが、その中で「漫画村をネタにしている」漫画があると話題だ。大石浩二のギャグ漫画『トマトイプーのリコピン』だ。“ゆるふわ”なタッチで「元SMAPの3人」や「森友学園」といったスレスレな時事ネタを繰り出す『リコピン』。過去にも「ガチャ課金の闇」や「徹夜組」といった問題を取り上げて話題になった。

「まんがのゆくさき」と題された今週の『リコピン』は、主人公・リコピンたちが暮らす世界「キュートピア」で漫画家として活動するノミリンが登場する。ノミリンは漫画が売れない出版不況、ネットでのバッシングに嘆き、自暴自棄に。しかし、ノミリンは読者からの叱咤激励を受け立ち直り、酷評だった漫画も改善させた――のだが、オチはその漫画が違法サイトにアップロードされていたというもの。

 最終ページには、漫画を違法にネットにアップロードする「悪いやつ」がいること触れ、「悪いやつ」が漫画家の努力を「盗んで台無し」にしていき、そして違法に読む人も後を絶たないと、まさに漫画村のことを取り上げている。「このままでは漫画家という職業が成り立たなくなって漫画文化そのものがなくなる」と警鐘を鳴らしていた。

 『トマトイプーのリコピン』の作者である大石浩二は、『いぬまるだしっ』連載時、即座に非実在青少年の問題を取り上げていた。こうした大石のフットワークの軽さには「めっちゃ時事ネタ拾うの早いなぁ」「それが大石浩二の持ち味」といった声が上がっている。

 ノミリンは『リコピン』の最後、違法アップロードについて「『知らない』も罪よ」と話していた。『リコピン』を通して、漫画村といった違法アップロードサイトが「(見た側も)アウトである」という認知が広がってくれればいいのだが。

「ジャンプ」が漫画村問題を取り上げる! 違法アップロードに『トマトイプーのリコピン』が警鐘を鳴らすのページです。おたぽるは、漫画マンガ&ラノベの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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