■孤独は周りのせいにはできない

凛々子「知らない間野山踊りを教えてって何の抵抗もなく言える由乃、田舎から東京に出ることができた由乃、自分が普通だってことがコンプレックスな由乃、全部私と逆」「私のことなんか、誰も認めてくれない。誰も理解してくれないって」

 凛々子がひとりぼっちだったのは、周りの人にはほとんど否がない。少なくとも描かれている中では、シカトやいじめはない。
 子どもの頃、凛々子自身がどう人間関係のさじ加減を取っていくかの問題だった。人間が龍を追い出そうとしていた伝承が、視点を変えると迎え入れようとしていた、と解釈できたのと同じだ。
 とはいえ、すんなり輪に飛び込める人間(由乃とか)と、できない人間がいる。性格や環境次第で変わるので、こればっかりはどうしようもない。

 今までは何もできなかった彼女。成人して、由乃たちと出会えた。「伝承を伝えたい」という思いで、みんなの前に立った。
 タイミングを逃さず、自分の力で成し遂げた。幸いなことに彼女が今いるのは、たくさんの経験ができる観光協会。自信をつけていく機会が、山ほどある。

『サクラクエスト』コミカライズの作家、古日向いろはのツイート

 後半、今までずっと「凛々子ちゃん」と言っていた由乃が、「りりちゃん」と呼んでいる。由乃も、凛々子にもっと近づこうと、努力している。

■語り部としてのサンダルさん

『サクラクエスト』11話「私のことなんか誰も認めてくれない」そんな引きこもりUMA女子ががんばったの画像2『サクラクエスト』公式サイトより。サンダルさんって人間だったんだ……

 サンダルさんは今までは、一言二言しかしゃべらない茶化しキャラだった。
 折り返し手前の11話で、サンダルさんの曾祖母が間野山出身だったことが判明、途絶える寸前だった間野山の伝承が奇しくも彼によってつながった。
 もっとも彼がチートキャラなのは相変わらず。なんであの人ボルダリング場のてっぺんにいるの。

 サンダルさんはこのアニメの語り部的存在だ。
 今回を除いて、基本的には物語に直接は絡まない。公式HPのあらすじ紹介は毎回サンダルさんと思わしき口調で書かれており、予告は全てサンダルさん。「チュパカプRADIO」のジングルに使われるなど、マスコットキャラクター的な側面もある。
 そもそも公式で、この作品の原作がAlexandre S. D. Celibidache、つまりサンダルさんになっている。

『サクラクエスト』11話「私のことなんか誰も認めてくれない」そんな引きこもりUMA女子ががんばったのページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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