■原作よりもより可愛く存在感を増すヒロイン・エミリアたん

―― たしかに2巻ぐらいから、キャラクターが一気に増えていきます。

田中 エミリアがヒロインとして、ずっと立ってはいるんですけど、レムの方がヒロインっぽく感じることは確かです(笑)。ただ、この小説のヒロインはエミリアであることは、最初からブレてはならないものだと思っています。おそらく小説を読んでいた印象よりも、アニメのほうがエミリアの存在感があると受け取ってもらっていると思いますし、4話以降、よりそれが顕著になってくると思います。彼女がどんな影響をスバルに与えているのか、彼女との関係性が変化する展開も後半にありますが、そこへ向けてどう変化していくのか。そういったことを注視して、構成を考えています。

1604_Rezero0402.jpgロズワールに仕えるメイド双子。左がラム、右が原作ファンに大人気のレム

宣伝担当 宣伝も本当は最初からレムを推すか、という考えもなくはなかったんですけれど、初登場が4話ですし、1~3話でしっかりエミリアを軸として描かれていますから。やはりきちんとエミリアをヒロインとして推していきたいなと。

―― 縦軸を意識して、エミリアをしっかり描いていくと。

田中 『リゼロ』は、異世界にやってきた無力な主人公が、初めて助けてくれた彼女のために頑張るというお話ですから。そこの軸は大切にしたいですね。

―― 「なろう」系異世界ものというと、主人公の「俺TUEEEE!」みたいな作品が多かった時期もありますが、『リゼロ』は一貫してスバルに対して厳しい展開ですよね。アニメファンの反応は気にされますか?

田中 「俺TUEEEE!」に落とし込んでいる作品も多い中で、やっぱりそういった定型から外したほうが新鮮味はあるだろう、それに厳しい物語が反発を買うよりも先に、“死に戻り”のほうが注目を集めるだろうと思っていましたから、そこはあまり……。むしろWHITE FOXさんが以前手がけられた『シュタインズ・ゲート』(11年)シリーズや、前クールにも『僕だけがいない街』(フジテレビ系)がありましたから、「またタイムリープものか!」と言われることを心配していました(笑)。

―― まあ、タイムリープは古典SFの時代からよくあるネタですし。

田中 あと心配していたのは、スバルの性格でしょうか。原作のときから言われているんですけど、等身大の主人公で、言動に痛々しいところがある。自分と重ねてしまうと、よりイライラするみたいなところがあるので、いわゆるアンチは発生しやすいのかなと。それはデメリットでもありますが、原作の持ち味かつ魅力でもあることは間違いない。あまりウザくなりすぎないように、使う言葉や演出、間を意識しています。

―― タイムリープものですから、もちろんスバルの意識の中では違う物語ですけど、どうしてもパッと見では同じようなシーン、風景が繰り返されることになります。アングルやレイアウトはかなり意識したのではないですか?

田中 いえ、1~3話はスバルがその都度違う行動をとっていたので、ドラマの進行の方を気にしてました。ただ、4話以降はロズワールの屋敷の中で物語が進行しますから、何も考えないでいると、全部同じシーンに見えてしまう危険性はあったと思います。そこの構成や演出は工夫を考えましたね。

―― やっぱり監督や美術のスタッフさんも注意されていたんですね。

田中 退屈しないで見てもらえるようにと、話の緩急、レイアウトの工夫は、地味かもしれませんけど、一生懸命やっています。

「すべては計算どおり」!? 春アニメ屈指の好スタートを切った『リゼロ』、注目はやっぱりヒロイン・エミリア!【春アニメ・スタッフインタビュー】のページです。おたぽるは、インタビューアニメ話題・騒動の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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