13cmの姉妹ブランド130cmから2005年にリリースされた『僕は天使じゃないよ』がアニゲマにて配信開始となった。

 このところのアニゲマの配信作品は、実に古くからのエロゲーマーの心をくすぐるものばかりだ。『僕は天使じゃないよ』もそんな古き良き時代のエロゲーである。テレビアニメでもエロゲー原作が爆発的に増えだした頃だし、ある意味、エロゲーが一般的地位を確立し、隆盛を極めんとする頃にリリースされた作品だ。

 まずは公式の紹介文から。

 舞台は震災の影響まだ色濃い大正末期から昭和初期の東京…


 希望に満ちた華やかさもいつしかズルリと腐り落つ。
 
 新感覚、ダウナー系エンターテイメント。

 初体験の違和感に嫌悪を抱きながらも、貴方はこの妙(たえ)なる残酷から目を逸らせない。

 紹介文からも滲み出る暗さ。そう、『僕は天使じゃないよ』は徹頭徹尾、退廃的で非常に鬱な物語、つまりは鬱ゲーである。

 退廃的な世界観を描くためか、演出方法もかなり斬新であり、人によっては完全に拒絶するタイプのエロゲーであった。

 最大の特徴は、テキストの見せ方だ。なんと、戯曲調なのである。分かりやすく言えば、台本風なのだ。

 シンプルなテキストが並び、括弧でキャラクターの行動に心情が付されるのである。例えば、(明るく楽しそうに)とか(絶望したように)などだ。

 こうすることで、シナリオは必要最低限のシンプルな表現にとどめられる。地の文で、心情を明確にするようなことがないため、前後の状況やその瞬間に把握できる情報から、ユーザーに想像させるようになっているのだ。

 登場するキャラクター全てが退廃的であり、破滅に向かって自ら転がり落ちようとするかのように、人生が破綻していく。このゲームに決してハッピーエンドはない。ひとりくらい救われてもいいものを、本当にひとりも救われないのである。

 ユーザーに想像力を委ねる部分が強いので、その分、自分の波長とガッチリはまってしまったら、かなりの深い沼にはまること間違いない。プレイ終了後、しばらく日常生活に支障が出てしまうほど、落ち込んでしまうかもしれない。

 誰も救われない完全なる鬱ゲーと理解した上で、ぜひとも挑戦したいというユーザーはぜひともプレイしよう。いまでは絶対に作ることのできない、クリエイターの強い魂を感じるこのできる作品であることには間違いないからだ。

 鬱ゲーが苦手だというユーザーも、エロゲーの歴史を知る上では重要な作品であるので、いますぐにとは言わないが、プレイ候補リストの末端には入れておいてもらいたいものだ。
(文=Leneko)

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僕は天使じゃないよ

僕は天使じゃないよ

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