完全にホモ方向へと振り切った、新手のエロス! 奇械田零士朗『境界性少年』の画像1
『境界性少年』(茜新社)

 これまでも、男性向け18禁にジワジワと浸透してきた読者を「もう、ホモでもいいや」と開き直らせる作品を紹介してきたわけだが、それも、いよいよ新しい段階へと入ってきたようだ。これまで8号が発行されている茜新社の雑誌「好色少年」の掲載作品の単行本化が始まったのである。

 その第一弾となるのが、奇械田零士朗『境界性少年』。なんと意味の深そうなタイトルだろうか。

 これまでの男の娘作品に比べると、極限までホモに寄せている雰囲気を感じる。やはり、従来の作品だと、想定されている読者をジワジワと開き直らせようとしていた。ところが、「好色少年」の掲載作は、その境界線を遙かに超えて「ホモで当たり前」というところまで来ている。

 だいたい、男の娘作品を描いている人たちというのは、実際に男の娘が好きだとか、リアルでは両方OKという人が多い雰囲気。だからこそ優れた作品が描けるわけだが、ここまでホモに寄せて、果たして吉と出るか凶と出るか……。

 さて『境界性少年』であるが、優れているのは、女装ホモセックスへと向かう過程を、じっくりと描いているところ。つまり、男の姿から女装してホモセックスで気持ちよくなり身体も心も染められていく展開が丁寧。そこに、新たな興奮が見いだされるのである。

 2話にわたって描かれる「初恋デストラクション」と「背信コンストラクション」は、女装+ホモ+近親相姦+ショタの合わせ技だ。

 とにかく優れているのは物語。ショタっ子が、年の近い「にーちゃん」と呼ぶ叔父の家で偶然見つけてしまったのは、普段からは想像できない、にーちゃんが女装してるオナ動画。思わずオナニーしてしまっているところを見つけられたショタっ子は、一気に女装とホモセックスの快感を刻み込まれてしまうのである。

 しかも「第二次性徴」「精通でトコロテン」など危険な香りのキーワードが飛び出すので、興奮度が増す仕様である。とにかく、性別の云々など関係なく、気持ちいいがゆえにドハマリして、配信でホモセックスを晒すところまで全速力で駆け抜けるので、興奮どころか悶絶が止まらない。

 さらに、ホモ要素強めなのは「ぼくの大すきなおにいちゃん」。こちらは、一転してウブなお兄ちゃんが登場する作品。弟にセックスを迫られた兄は、男女ともに経験がないのに、想いに応えようと、まずゼリー浣腸を初めて試す。これ、もう女装もなしに完全にホモセックスだけで読者を興奮させようとしているのが、恐ろしい。

 でも、ガチに危険なのは後半に収録されている「境界線inトレランス」。これ、クラスでも目立たないデブオタの少年の密かな趣味であるSNSでの自撮りエロ画像晒しがバレで脅されるという展開。デブオタ少年が、何者かにSNSを通じて、自撮りオナニー画像とか露出画像を晒せとか命令されるのである。ここまで来ると、相当、開き直っていないと興奮できない。

 もはや男の娘やTSFジャンルの登場によって、世の中、性別の境界線など失われつつある実情。商業ベースでこのような作品が出版されるのは、いよいよ精神的ホモであることを認めて気持ちよくなりたい読者が、増加していることを示す一つの指標だろう。

 かつてなら「上級者向けの作品」というところに落ち着きそうだが、意外に売れてそうな一冊である。日本の夜明けは近い……。
(文=ピーラー・ホラ)

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