マンガとしての完成度が輝くベテラン作家の枯れぬ魂 ジョン・K・ペー太『愛しきアクメイト』の画像1
『愛しきアクメイト』(コアマガジン)

 断面図好きには定評のあるジョン・K・ペー太氏。そもそも、名前の由来は映画監督のジョン・カーペンターだそうですが、確かにどの作品を読んでも『遊星からの物体X』を初めて観た時の衝撃や『ヴァンパイア/最期の聖戦』のごとき、限られた枠の中で全力を尽くしている感があります。

 もはや、ベテランの域に達している作家だけに、あえて新刊をレビューする意義はないのでは……と思ったら大間違い。常に進化を続けるからこそ、第一線で活躍することができているのでしょう。

 年月を重ねたエロマンガ家の中で、一般作に移行しなかった人には、ルーティーン化しているのに態度だけベテラン、SNSやら忘年会やらで常に上から目線の「死ねよオッサン」系も多いというのに、この飽くなき創作精神は尊敬に値します。

 さて、新刊『愛しきアクメイト』(コアマガジン)。アクメイトとはなんでしょうねえ。アクメイトとは、アクメする人とか、それを楽しむ人のことを指すそうです、多分。

 そんなタイトルと関係あるのかないのか、とにかく、えらいテンションでアクメしまくる作品ばかりが収録されています。

 まず、秀逸なのは「丑三つボンバー」。今どき「ボンバー」なんて言葉を使うところが、微妙に泥臭いのですが、そんな言葉のセンスもまた作品を盛り上げます。

 物語は、エロマンガにおける定番。事故物件に引っ越したら、美少女幽霊が出ちゃうものです。そんな凡庸なシチュエーションが、一工夫することでハイテンションかつ最先端の作品になっています。それが何かといえば、ヒロインである美少女幽霊が、書き文字で小さくアエギ声のあるほかは、まったくしゃべらないのです。

 そう、ひたすら幽霊にムカつき、美少女だったので興奮した主人公のオラオラな叫びで、話が進んでいくのです。

「まったくビビらせやがって、もう消えさせねえぞ」

「なかなか気持ちのいい穴だな、化け物マンコはッ」

「今さらホラーぶっても説得力はねえぜ」

 とまあ、化けて出たはずの幽霊を逆ギレレイプで成仏に追い込むのです。

 じっくりと、幽霊にビビっているシーンを描いた上で「お前のせいでバイトもクビになって大学の単位も落としかけてるんだ」と、心の底から叫ばれる怒り。これは、幽霊もアクメせずにはいられないでしょう……そして、ちゃんと目玉舐めのようなマニアックプレイを一コマだけ挿入するのも上手い。フランス料理において、隠し味にいれる醤油一滴のような味わいがあるのです。

 そして「なぜ、このシーンが必要なのか?」というマニアックだかなんだかわからない展開がやってくる「ホルモン喫茶へようこそ」も、オススメしたい作品。

 ホルモン喫茶とは……学園祭の企画で、凡庸なアイデアしか出さないクラスメイトに業を煮やした委員長が編み出したもの。下は短パンを履いたまま、クスコで広げたマンコの中身が観賞できるという喫茶店なのです。つまり、マンコじゃなくて内蔵だから恥ずかしくないという理屈。

 と、まあレビューすると、ネタバレになってしまう危険があるのですが、いずれの作品もエロ+付加価値で魅せようというサービス精神が輝いている作品群。

 エロマンガ以前に、マンガとしての完成度が優れた作品といえるでしょうね。
(文=ピーラー・ホラ)

愛しきアクメイト

愛しきアクメイト

肛門汁ブシャー!

ジョン・K・ペー太『愛しきアクメイト』 マンガとしての完成度が輝くベテラン作家の枯れぬ魂 のページです。おたぽるは、マンガ&ラノベコアマガジンジョン・K・ペー太ピーラー・ホラ愛しきアクメイトの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

--

人気記事ランキング

『TRUE BLUE』『Canvas2』『こなたよりかなたまで』…ナイス選択!
きずぽんがかわいすぎるよ!一緒に乙女ゲーの話したいなぁ

18歳未満閲覧禁止!!

ここから先のコンテンツには、Hでド変態な成人向けなコンテンツが含まれているから、18歳未満の方は閲覧しないでくださいね。

18歳以上のあなたは「進む」を選んで、楽しんでね。