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『働くオンナの熟れた汗』(クロエ出版)

 愛すべきバカエロ。それ以外にどう表現すればよいのか?

 ブラザーピエロ氏の新刊『働くオンナの熟れた汗』(クロエ出版)が、発売になった。

 主戦場を「コミック真激」とするブラザーピエロ氏。もともと、これでもかと濃厚なエロスを劇画タッチの大ゴマでみせる系統の作品が主流の雑誌。その中で活躍しているだけあって、エロシーンは実用の方面にとことん洗練されつくしている。

 洗練された結果、主体となるのはエロシーン。ともすれば凡庸になりがちな作品を名作ならしめているのは、ストーリーの部分である。いかなる手法を用いてエロへと突入させるのか、その方法が色々と強引すぎるのが、ブラザーピエロ氏の特徴である。ともすれば、バカ。馬鹿ではなくて「愛すべきBAKA」である。

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 そこまでいってよいと思うのは、興奮させる前に笑わせようとしているとしか思えないところ。かつて、ビートたけしも修行したというストリップ小屋の幕間の漫才ともいうべき、本気で笑いを取ろうとしている感があるのだ。

 そんな、どうなってる感が責めてくる作品のひとつが「お姉さんと壁登り」。この作品、ボルダリング女子と少年とのセックスを描く作品。真面目にボルダリングをやっていはいるんだけど、1ページ目で少年が目撃するのは、仕事帰りにタイトスカートで練習しているお姉さんの姿。それも、いきなり下から見上げてパンツ丸見えの構図を。ちゃんと、体操着でも着ないと危ないハズなんじゃなかろうか。おまけに、このお姉さんの名前が「登山望美(とやまのぞみ)」なんだから、遊んでる感は満載だ。

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「真綾ちゃんは天使だったんだ」では、ちょっとサムい強引展開も。物語のヒロイン・真綾はクソビッチだった人生を反省して真面目に働いている女教師。でも、男子生徒から告白されたことで、昔のスイッチが入ってしまうのである。この、昔に逆戻りするシーン。

「付き合って下さい」と告白されたヒロインの脳裏に浮かぶセリフは……

「つきあう……つきあう……
 TSUKIAU……突き合う!?」

 うん、限られたページ数でエロを詰め込もうとすると、こんな展開も許されるようだ。

「弁護士こずえのエロシミュ!」では、ヒロインが「友人が痴漢冤罪で捕まった」と主張する怪しげなヤツらの依頼を受ける。そこで、冤罪を晴らすために、容疑者を読んできて再現実験を行うのだが、なぜかヒロインもセーラー服に。そして、冤罪を晴らすための再現映像が実際に触る展開に。

「本当に触る必要あるんですか。これじゃ完全に痴漢ですよ」

 という疑問に飛ぶのは怒号。

「いつまで学生気分だ。やってることがプロじゃないんだよ」

 これに愕然として、必死に被害者役になるヒロインが、妙に魅力的である。

 そんな「笑わせたいのか?」の最高峰が、表題作「働くオンナの熟れた汗」だ。ヒロインは、オリンピックを連覇している柔道48キロ級の世界的な選手という設定。所属先は警備会社なのだが、好みのタイプは「私より強い」というヒロインに本気で惚れてる主人公は「勝ちさえすれば」と、挑戦するのだ。

 しかも、仕事中に! 金メダルを幾度も取ってるヒロインに通常業務をさせている会社は、まっとうなのか、それとも無理解なのか?

 ともあれ、熟女とも違う20代後半の特殊なエロスを描かせれば逸品のブラザーピエロ氏。エロは当然だけど、BAKA展開こそ、もっと評価されるべきである。
(文=ピーラー・ホラ)

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