いわゆるLGBTへの理解が世界的に深まっている昨今、同性婚など結婚のあり方も自由になりつつある。人工知能の進化が目覚しい中にあって、なんとロボットとの結婚を望む人々が出はじめているようだ。

ロボット婚が公認される日は近い? 自社開発ロボットと結婚したベンチャー社長の画像1
「Mashable」より。

■主力商品の女性型ロボットと“結婚”したベンチャー社長
 
 中国東部、浙江省・杭州市にはIT企業育成のための町「ドリームタウン」がある。700以上のプロジェクトが同時進行し、7,000人ものエンジニアがしのぎを削って起業に取り組んでいるこの町で、31歳のエンジニアが先日、仲間内だけでこっそり結婚式を挙げた。花嫁を抱きかかええて会場にやってきた新郎。新婦を椅子に座らせて、顔を覆っていたベールの布をまくりあげると……なんと、花嫁はロボットだったのだ。

 この日めでたく結婚式を挙げたエンジニアのチェン・ジャジャ氏は、もともと中国の大手通信機器メーカー・華為技術(ファーウェイ)に勤務していたが、2014年に退社してロボット開発会社の起業を目指してこのドリームタウンの住民となった。

ロボット新婦との結婚式 動画は「YouTube」より

 そして昨年末、主力商品となる女性型ロボット「fembot」を開発。そして今回、ジャジャ氏みずからがこのロボットと“結婚”することを決めたのだ。新婦の名前はインイン(Yingying)と呼ぶそうである。

 人工知能を搭載しているインインは、中国語の漢字と画像を認識し、単純な呼びかけに反応して短い言葉を返答することができる。しかし、搭載AIの能力的な問題もあるのか、今のところは“夫”としかコミュニケーションがとれないということだ。

 結婚式に参加したのはジャジャ氏の母親と数名の友人という、ささやかなものだったが、地元紙「Qianjiang Evening News」などのメディアが取材していくつものニュースに登場することになった。ジャジャ氏の狙いにはもちろん“新商品”のプロモーション活動という下心もあるのだろうが、実はそれだけに留まらない個人的な事情もあったようだ……。最近味わった失恋の痛手から立ち直る意義もあったということだ。

「配偶者を得るという私の夢が遂に叶いました。リアルなロボットガールフレンドを開発して、どの家庭にもロボットがいる社会を見たいですね」(チェン・ジャジャ氏)

 ジャジャ氏の今後の“結婚生活”はきわめて発展性の高いものだ。今後AIを段階的にアップグレードし、2足歩行や簡単な家事を行なえるよう身体面での能力向上も視野に入っているという。一説では2050年にはロボットをパートナーにすることが普通のことになっているとも言われていて、とすればこの“結婚式”は時代をほんの少し先取りしただけのことかもしれない!?

■“ロボット彼氏”と同棲中のフランス人女性

ロボット婚が公認される日は近い? 自社開発ロボットと結婚したベンチャー社長の画像2
「Daily Mail」より。

 先日はスペインで開発された女性型セックスロボット「サマンサ」の話題をお届けしたばかりだが、女性のための男性型セックスロボットのニーズも確実に存在しているようだ。

 フランス人女性のリリーさんは、3Dプリンタで製作した自作のロボット「InMoovator」に恋に落ち、すでに1年以上も“同棲”しているという。そしてゆくゆくは正式に“結婚”したということだ。つまり社会がロボットとの結婚を認める日が来るのを待っているのだ。

 人形を偏執的に愛する人形偏愛症という症状、つまり“人形フェチ”の人々がいるのはご存知の通りだが、リリーさんの場合、ロボットを恋愛対象にしてしまういわばロボット偏愛症であることを19歳の頃に自覚したという。

「男性とつきあった2度の体験で、私は自分の性的指向を確認しました。生身のカラダで触れ合うのが苦手なことがわかったんです」(リリーさん)

 ちなみに今の“ロボット彼氏”と性的行為に及んでいるのかについてはリリーさんはノーコメントだ。2045年にはAIが画期的な進化を遂げる“シンギュラリティ”が訪れるとも言われているが、それに続いて2050年にはロボットと“入籍”できる社会が到来しているのだろうか。いろいろと興味深い近未来が待っていそうだ。
(文/宍戸ペダル)

【参考】
・Mashable
http://mashable.com/2017/04/04/engineer-marries-robot-wife/?utm_cid=hp-h-2#C.RBO1g1KsqU
・Daily Mail
http://www.dailymail.co.uk/femail/article-4060440/Woman-reveals-love-ROBOT-wants-marry-it.html

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