相次ぐ不健全指定の末に……いよいよ、東京都が条例改定で「BL」を本格的に規制のウワサの画像1
東京都公式ホームページより。

 ついにボーイズラブ(BL)にも、行政による規制の網がかけられる──そんなウワサが出版業界に浮上している。

 問題となっているのは、東京都青少年健全育成条例による規制だ。

 東京都では条例に基づいて、毎月1回、各界の識者や業界団体などで構成される東京都青少年健全育成審議会で「不健全指定図書」を決定している。指定された不健全図書指定図書は、18歳未満であることを表示して、区分して販売することなどが、店側に求められる。

 不健全指定図書制度の是非については、さまざま議論のあるところだが、現状は月に2冊程度が指定の対象になっている。その中でも、近年、毎月といってよいほどに指定されるジャンルとなっているのがBLである。

 10年ほど前までは、東京都の側も「チェックはしている」とはいいながら、ほぼ指定されることがなかった。しかし、現在は指定の候補となる本を買い集める東京都が、BLに力点を置いていることは明らかだろう。審議会はもちろん、審議会前に東京都が業界団体などから意見を聴取する「諮問図書等に関する打ち合わせ会」の席でも、BLの性描写に対しては苦言が相次いでいる。

 出版業界側の出席者はさまざまな言葉を用いて抵抗を図っているが「BLには青少年に悪影響を及ぼす過剰な性描写」が存在していると認識している人々のほうが多数派なのが現状だ。

 そうした中で、出版業界側が危惧を示しているのは、条例による新たな規制である。本来、東京都青少年健全育成条例は、不健全指定される対象を条例の8条で定めている。

 この条文に、2010年の条例改定で「強姦等の著しく社会規範に反する性交又は性交類似行為を、著しく不当に賛美し又は誇張する」などの「新基準」が設けられるに至った騒動を記憶している人も多いだろう。条例制定以来の歴史を紐解いてみると、時代に即して、過激なものを問題視し、ジワジワと規制の手は強められている。

 その規制の新たな一手として、BLの規制を企図した条文が導入されようとしているというのである。

 そうした案が浮上するのではないかといわれているのが、2月から招集されている第31期東京都青少年問題協議会だ。これは審議会とは別に都の青少年行政や法整備などについての諮問を行う組織。現在、第31期では「児童ポルノ等被害が深刻化する中での青少年の健全育成について」「ひきこもり、ニート、非行等の社会的自立に困難を有する若者に対する相談支援における課題と対応について」を中心に審議することになっている。

「現在、BLなどコミックの規制について話し合うことは予定されていません。しかし、審議会の動向などを見ていると、答申の際に盛り込まれる可能性は否定できません。これまでの条例改定は、いずれも協議会の答申を受けて行われたものです。もしもBLの問題が答申に含まれたなら、必ず条例改定へと至るでしょう」(出版業界関係者)

 BLが指定を受けている最大の理由は、業界の自主規制である「成年向け」の表示がないこと。これは、ビジネス面でのさまざまな弊害があり実施されていないのが現状だ。実際、昨今規制されているBLの中には「これは、自主規制マークなしは無理」と出版業界側も指摘するようなものも存在する。むしろ、作者の側も安心して描ける場を望むなら、自主規制マークに舵を切るしかないのではなかろうか。
(文=昼間たかし)

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