『放課後チカン倶楽部』(安間)  おそらく作者が痴漢被害に遭う妄想で描いてる! の画像1
『放課後チカン倶楽部』(三和出版)

 最近、やたらと同人誌の商業化に熱心な三和出版。コスト面から見れば、非常にオトクなんじゃないかと思う。でも、それだけではないハズだ。何せ、常にセレクトがニッチなのだから。数ある同人誌の中から、なぜ、この作家を選ぶのか? という、ニッチの応酬。ここにこそ、三和出版のやる気を感じさせる。

 やっぱり、三和出版といえばマニア向け書籍の総本山。日々、人にはいえない嗜好を持つ人々の渇きを癒やすエロメディアを作成し、向かいの居酒屋で飲んだくれているのだ。

 そんな三和出版の出版物として、今でも語り継がれているのが月刊マンガ誌「フラミンゴ」。発行当初は、ごくごくフツーのエロマンガ雑誌だったのに、途中から編集方針が激変。駕籠真太郎氏が登場したり、SMやスカトロなんて当たり前のニッチすぎるエロマンガ誌として、今でもマニアの間では記憶されている。ま、最終的に、あまりにもニッチ過ぎて「ガロ」みたいになってしまった挙げ句に、休刊したのだが……(休刊前の時期は、編集後記で毎号編集者が、もう潰れそうと悲鳴を挙げていたのも伝説である)。

 そんな出版社なんだから、もしも、男女がキャッキャウフフしているような作品を持ってきたら、信用問題である。だが、ここのところのラインナップを見ると、同人誌からの商業化は、みこしろ本人氏の『聖マルガレタ学園』シリーズだったり、鈴根らい氏の『パイズリアンドロイド』シリーズだったりするわけで、編集者の選書眼は信頼してよいと思う。

 そんな中に、新たに登場したのが、安間氏が同人誌で発表してきた作品(サークル名は「F宅」)を集めた『放課後チカン倶楽部』である。この安間氏、これまでに発行してきた同人誌のほとんどが痴漢ものという筋金入りのヤバさを感じる人物(褒めてます)である。

 読者を選ぶように思われる痴漢ものだが、この安間氏の描く作品は、一瞬で興味のない人を目覚めさせるインパクトを持っている。とりわけ、同人誌では2冊にわけて発行された「ナマイキ少女の痴漢被害」は必見だ。この作品、被害者になるナマイキ少女がクラスメイトと交わす冒頭の会話で「ええ!」と驚きの声を挙げてしまう。

「え、あんた○×線で通学してんの あの路線痴漢が多いって聞くよ!」
「痴漢なんて通報すればいいじゃん」

 すげえ。現実世界でも痴漢被害の多い路線というのはあるけど、利用を避けるってなかなか聞かない話。なのに、この世界では乗っているだけで危険な路線が存在していることを、端的な言葉で読者にアピールしているのだ。いやいや、確かに現実世界でも乗っているだけで身ぐるみ剥がされそうなパリのメトロとかあるけど……。いったい、どんな路線なのかと、早く次のページをめくりたくなってしまうではないか。

 さて、本題の痴漢シーンは、当然ながら強烈である。通報すればいいじゃんとかいっていた、ナマイキ少女が痴漢たちの前にまったく手も足もでない。触られ始めたときから、通報も何も「大人しくしていたほうが、こいつらも早く飽きるだろう」と、言葉とは裏腹なチキンぶりを露呈しまくってくれる。

 それを見透かしたかのように、撮影の挙げ句に車内レイプまで。かつ、膣内射精を完遂した後は、仲間同士でハイタッチまでする痴漢たちがノリノリ過ぎる。そんなノリノリの痴漢に対して、友達相手には通報とか上から目線だったのに「最低最低」と心で叫ぶしかない少女の対比が見事だ。

 そして、安間氏が得意なのはスタンダードな痴漢だけではない。JKが整体のついでにヤラれる作品もあるかと思えば、水泳部で練習と称した凌辱もある。

 一方で、ちょっと純愛要素を入れたりもしてくる。

「ヒトリアソビの目覚め」は、お兄ちゃんの部屋の本を覗き見て、オナニーを知ったロリータを描く作品なのだが、これがまた純愛を装った何かになっているのだ。ロリータがぎこちないオナニーでオカズにするのは、ちょっと好きな男子に好き放題される妄想。しかも、最初からオナニーが気持ちいい! ではなくて、どうやったら気持ちよくなれるのか、一人で試行錯誤しているシーンをちゃんと描いているので、ジワジワと興奮してしまうのだ。

 安間氏の持ち味は、こうしたヒロインの側の心情を丁寧に描くこと。どうも、作者本人がヒロインとシンクロしながら描いているとしか思えないほどに、臨場感がある。きっと、作品を制作している時、ペンを走らせながら、セックスでも味わえないような快感を得ているのだろう。

 そうじゃないと、ここまで気持ちよさげに描けないと、私は断言する。
(文=ピーラー・ホラ)

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