堕ちへと至るテンポのよさを絶賛したい……天道まさえ『堕ちた♀牝豚たち』の画像1
『堕ちた♀牝豚たち』(キルタイムコミュニケーション)

 さっきまでの強気はフェイクだったのかよ~???

 わずか数ページの間に、人生が怒濤の展開を迎えてしまう。それが、ヒロイン堕ちジャンルの絶対的なルール。ここで、もたついているようでは駄作なのである。

 つまり、デキるヒロイン堕ち作品というのは、わずかなページで、ヒロインがいかに高潔だったり最強の存在であるかを示して、さっさと堕とすのである。ジャンルは異なるが、女囚ものの映画でも、デキのよい作品というのは、さっさと刑務所に入る。中でもわかっている作品は、タイトルが出た頃にはすでに刑務所に入っている。「ちょっと展開が急だな」と思われるくらいが、ちょうどよいのである。

 さて、今回紹介する、天道まさえ『堕ちた♀牝豚たち』は、とことんわかりやすくて、テンポのよいヒロインジャンルである。

堕ちへと至るテンポのよさを絶賛したい……天道まさえ『堕ちた♀牝豚たち』の画像2

 この天道氏、魔法少女や女悪魔に女騎士など、さまざまなジャンルのヒロインたちを堕とし方が、とにかく上手い。無駄に日常シーンを描いたりすることなどなく、ヒロインがいかなる強さを持っているかを簡潔に紹介して、さっさと堕とすのである。

 この紹介の仕方もさまざまだが、基本スタイルはザコ敵を倒した後に、何かセリフを述べる。それで、いい気になっていたら敗北→堕とされるという基本が徹底している。だから、安心してヒロイン堕ちを楽しめるというわけである。

 その上で注目しておきたいのは、この単行本の収録作は、キルタイムコミュニケーションが得意のマジキチアンソロ掲載作品だということだ。すなわち、機械姦とか土下座とか二プルファックなど、さまざまなお題を与えられた上で描かれた作品である。それでも、天道氏は何がなんでも、ヒロインが敗北して堕ちる方向へと持っていっている。いったい、どれだけヒロインを堕とすことにカタルシスを感じているのか……。

堕ちへと至るテンポのよさを絶賛したい……天道まさえ『堕ちた♀牝豚たち』の画像3

 そんな作者の情念がもっとも詰まっていると感じた収録作は「魔法少女機械仕掛けの連続絶頂」。この作品、新体操部の部長のヒロインが、部活動の後の体育館で敵の存在に気づき、レオタード姿から魔法少女に変身。ザコ敵も「我々に必要なのはお前ら魔法少女達だ」「その力をよこせ!」と襲いかかってくる無駄に熱い展開。その一見無駄かと思えるほどの熱さが、堕ちの興奮を煽るのである。

 そんな正統派のヒロイン堕ちばかりかと思えば「女騎士の堕としかた」は、少し奇をてらった展開である。ここでは、女騎士が慈悲の心でオークの子どもを助けるのだが、それは子どもに擬態したオークの「奥の手」で、高度な罠にハマった女騎士が敗北するというシチュエーションなのである。

 とにかく賞讃したいのは、どんな嗜好の作品依頼であっても、ヒロイン堕ちにしてしまう、天道氏の職人芸だ。ここまで高度なテクニックを用いることができるなら、もう何も怖くないね。
(文=ピーラー・ホラ)

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