『ボテ腹セックスで肉便器堕ち!』妊婦=エロいという概念に脳が染め尽くされる!
『ボテ腹セックスで肉便器堕ち!』(キルタイムコミュニケーション)

 筆者は、最近ようやくボテ腹にどうやって興奮すればよいかが理解できるようになった。たいていのエロマンガというのは、直接的なエロ表現で勃起できるものと、考えた上で勃起できるものとがあるわけだが、ボテ腹は、二つの勃起の仕方が両方とも存在するジャンルなのである。

 そう思ったのは、おなじみキルタイムコミュニケーションのアンソロ『ボテ腹セックスで肉便器堕ち』を読んでから。

 というのも、このアンソロの収録された作品は大きく二つに分類できる。ひとつは、すでに孕んでボテ腹になっているヒロインを犯すもの。もうひとつが、ボテ腹にしてから犯すというものである。

 どちらの作品においても、基本は輪姦などヒロインが望まないセックスが描かれるのは共通している。その一方で、このアンソロでは様々な方法でヒロインを孕ませて犯すという直接的なエロスと、寝取られや近親相姦など、登場人物の関係性を重視して描き孕まされることの背徳、あるいは既に孕んでいるところに夫や彼氏以外のチンポをブチ込まれるという考えさせて興奮させるエロスという二種類のボテ腹ジャンルが、うまく共存しているのである。

 さて、それでは、そのどちらがシコリティが高いかといえば……どちらも高い。決して、優劣などつけることはできないほどに、興奮させまくってくれるのである。

 作品群の中で、まず推したいのは、magifuro「孕鬼堕神」。この作品は、村の女を次から次へと襲っていた色欲魔である山鬼(美人)を、村人たちが捕らえて、復讐とばかりに肉便器にして犯して孕ませるという展開である。この作品、少ないページ数の中に、作者のアイデアがてんこ盛りなのである。「中出しすればするほどに鬼の力を削ぐ」という、都合のよい設定に始まり、御神酒の力で鬼の角まで性感帯にしてしまい、村人たちに「孕ませて」と、おねだりするところまで堕とすのである。いやあ、御神酒というのは、なんとスゴイ力があるのだろうか……。

 ショートストーリーながら強烈なのは、冥土黄泉「母親堕とし」。これ、3人の幼子を留守番させておいて、母親が出向く仕事というのが、便所で腹ボテ精液便所になるというもの。ショートストーリーゆえに、ヒロインが、最初から「ケツ穴でもマンコでもお好きなほうを精液排泄にお使い下さい」というセリフを吐く。一ページ目で子どもを3人も抱えている姿が描写されるのだが、その上に、ボテ腹になって、まだザーメンを求めるなんて、どれだけ堕ちてるのだろうか。背徳感もあるけれど、少子化に貢献してていいんじゃないかとも思わせてくれる作品である。

 そして、ボテ腹ものの定番ともいえる、寝取られ要素で見せるのが、押梅にょら「愛しのセンパイは寝取られ妊婦」である。これ、相思相愛だったハズの先輩が、チャラ男に寝取られていたという定番中の定番な作品。そんな定番づくしなのだが、母乳噴出など妊婦ならではのプレイを次々と繰り出して、読者を飽きさせない作品にしているのである。

 読めば読むほどに、妊婦=エロいというイメージが刷り込まれていってしまう本作品。また、戻れないところに到達してしまった感じがする。
(文=ピーラー・ホラ)

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