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『オトコのコ完全メス化計画!』(三和出版)

 商業初単行本となる、神林タカキ氏の『オトコのコ完全メス化計画!』(三和出版)。

 同人では話題になっている男の娘の描き手。その実力を見せてもらおうか! というわけで、期待しながらページを開いた。

 一言でいって、男の娘という生き物への理解が半端ない作品だ。一口に“男の娘ジャンル”といっても、どの部分でハアハアするかは多様である。個人によって、興奮するポイント。すなわち、勃起あるいはお尻がうずく表現は異なる。その中にあって、神林氏は心のほうから責めてくる。

 何かといえば、神林氏の描く男の娘は身体じゃなくて、心のほうが先にメス化しているのである。それを見事に描いているのが、冒頭の収録作「ネットアイドルのヒミツ」だ。

 この作品、最初から主人公は親友の男子に恋心を抱いているという設定だ。でも、男同士ゆえに、その気持ちを伝えることはできないと悶々としている。いやいや「なんだ、ホモか」と呆れないで欲しい。ここで、主人公は「俺も女の子みたいになったら好きになってくれるかな……」と考えている。つまり、恋を成就させるためなら、男としての自分を捨てても構わないと思っているのだ。

 好きな男子のためになら、男をやめることまで考えている……このポジティブな「メス堕ち」が、興奮のポイントだ。ここには、男なのにチンポで犯され、チンポに負けてメスになってしまう男の娘とは違う、淫乱さが内包されているのである。

 物語は、そのポジティブさ全開で展開していく。親友がネットアイドルにハマっていると知った主人公は、自らも女装してネットアイドルになり、計画通りに親友をドハマリさせることに成功する。そして、自ら正体をバラして流れるようにセックスへと至るわけだが、ここでも見事な味付けがある。ディルドを見つけてしまった親友が「もしかして、俺のことを想って」とポツリと呟くのである。

 この一言があることによって、その次のページから始まるセックスシーンのラブラブ感が、グッと引き締まるのである。なんだろう、この報われぬ純愛が実っていく充実感! 単なるエロエロとは違う暖かさが詰まっているのである。

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 そして、神林氏の作品からは、もっと男の娘ジャンルを多くの人にドハマリしてもらいたいという意志を強く感じる。その主張が濃厚に現れているのが「汗と涙とケツバット」である。この作品、主人公が野球部のキャプテンに土下座されて女装マネージャーになる物語である(舞台は男子校)。

 当初、部員たちは「キャプテン、頭がおかしくなったのか」とドン引きする。しかし、キャプテンは構わず他校の野球部では可愛いマネジャーがいて、セックスも楽しんでいるに違いないと主張。全国大会勝利のためにも、自分たちも同じようなことをしなければならないと訴えるのである。そして、自ら部員たちを前に女装マネジャーのケツマンコをほぐし、挿入までして見せるキャプテン。その様子に部員たちは「興奮する」「あれ、男なのに」「ケツの穴なのに」と、男の娘の魅力に目覚めていくのである。この、少々強引に感じる展開の行間から感じるのは、神林氏の「もっと、もっと、みんな目覚めてくれ」という魂の叫びなのである。

 とにかく全編に溢れる修造ばりのポジティブ志向。また、男の娘ジャンルは拡張されたな。
(文=ピーラー・ホラ)

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