エロアニメで観るエロゲーの世界16

 山林の中にひっそりとたたずむ館に集まり、仲間がひとりずつ消えて殺されていく……なんていうシチュエーションは小説や映画でよく見かける人気設定だ。例えば、推理小説でいえば綾辻行人氏のデビュー作『十角館の殺人』はブームを巻き起こすほどヒットしたし、映画でいえば故・伊丹十三監督が総指揮を務めた『スウィートホーム』なんかもそれに当たるシチュエーションだろう。

 こういったシチュエーションは「密室」ものとされ、ジャンルが確立しして量産されたがゆえに、いまではあまり目新しいものとはいえなくなっている。「密室」ものの発展系として、映画の『CUBE』や『SAW』に代表されるソリッドシチュエーションスリラーがあるが、同様に量産されることで飽和状態となってしまった。それでも『SAW』シリーズの最新作となる8作目が2017年に公開予定だというのだから、固定ファンがいるため制作すればある程度のヒットが見込めるジャンルらしい。

 まだソリッドシチュエーションスリラーという言葉が生まれる前の2000年に、「密室」絡みのサスペンススリラーものとしてリリースされたエロゲーがある。SPDからリリースされた『黒姫』だ。『黒姫』はキャンプ中に遭難した男女7人が、山中で偶然見つけた洋館で雨宿りをさせてもらうのだが、そこで様々な不可解なこと起こり、やがて悲劇が起こるという典型的な密室もの、ないしソリッドシチュエーションスリラーの作品だった。

 発売当時は重苦しくて陰鬱なPVで、人を選びそうなゲームではあったがそれなりに話題となった。2002年にはディスカバリーによりエロアニメ化までされるに至った。

 以下があらすじだ。

 湖畔のキャンプ場にやって来た主人公ら7人は、雨の山中で道に迷ってしまうが、何かに惹きつけられるようにたどりついた大きな洋館で雨宿りをさせてもらうことにした。


 誰かいるような気配がするのだが、静まり返った館内。7人は館の中を散策し始めるが、怪奇現象に襲われる。犠牲者が出てしまい、館から脱出しようと試みるが、主人公たちは館に閉じ込められてしまったことを知る。

 終わらない怪奇現象。巨大な幼虫が女体をはい、謎のマスク男たちが女を凌辱する。

 次々と襲われて死んでいく恐怖に錯乱し、仲間をレイプしてしまう者まで現れる始末。

 一体この館はなんのために存在し、家主は何者なのか。その答えにたどりついたとき、主人公は驚愕の事実を目にする――。

 エロアニメ版『黒姫』は基本的に原作にそって話が進む。エロシーンに和姦はなくほぼすべて凌辱、というかレイプだ。原作ではせっかくのシチュエーションが活かしきれず、謎解き要素が薄かったのだが、エロアニメ版ではやや重視されており、エロ重視よりもストーリー重視作品となっているのが特徴だ。

 『黒姫』最大の謎である「惨劇の黒幕は誰なのか」というとこなのだが、ストーリー重視作品とはいえ、ミステリー部分だとかトリックだとかに大きな驚きはない。ご都合主義とまではいかないものの、比較的チープなものなので、謎解き部分を最大限に期待して観ると肩透かしを食う。それでも視聴者にはずっと目の前に“謎”をぶら下げられるので、ある程度楽しめてしまうのが、密室ものないしはソリッドシチュエーションスリラーの不思議な魅力である。

 エロは惨劇の演出上必要なものとして挿入されている感があるので、オカズには不向きかもしれない。凌辱が苦手な方はなおさらだが、凌辱が好物という方には存分にオカズとなる可能性はある。何せ原作ともに、2000年代初期の作品なのだ。あまり細かいことを気にしても仕方がない。エロゲー、エロアニメの古典を楽しむつもりで観てほしい。

 全2巻構成となっているのだが、話の流れがそれぞれの巻だけで独立していないので、観るのなら絶対に2本観ることをおすすめする。ちなみに前編と後編だと制作会社が変わっている。そのためか、前後編で作画クオリティに差がありすぎる点に歴史を感じ取れたりもする。また原作をリリースしたSPDはこれ一本で解散し、ゲーム版『黒姫』は中古市場を丹念に漁る以外に入手困難だ。
(文=穴リスト猫)

【視聴はこちらをクリック!】
■『黒姫-桎梏の館- 前編
■『黒姫-桎梏の館- 後編

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