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『オマセな義妹 オクテな義姉』(リイド社)

――東京都をはじめ、地方自治体の「青少年・治安対策本部」では、毎月“不健全図書”を挙げ、自主規制団体らと共に審議を行っている。この審議結果は毎回公表されるものの、審査過程での自主規制団体の声が顧みられることはほぼない。エロにせよ何にせよ、どこか尖った作品を大の大人が色々な立場から評価するという、そんな貴重な意見が無視されるなんてもったいない! このコーナーでは、“不健全図書”に指定されたマンガなどを自主規制団体の声と共に紹介していきたい。つまり、クラウド・ファンディング(群衆による資金調達)ならぬ“不健全図書”クラウド・レビュー(群衆による批評)、はじまり、はじまり~!

【今月の指定図書】

 表向きは、エロ本なんて出版してないことになっている……みたいなリイド社。コミック十社会・日本雑誌協会に加盟している大手出版社ですから……『ゴルゴ13』の出版社が、エロ本を出版しているというのは、いろいろと問題があるのでしょう、多分。

 そんなリイド社から、今回指定されたのは、群りゅうせい『オマセな義妹 オクテな義姉』です。この作者、筆者は知らなかったのですが、リイド社からは今回で3冊目の単行本です。

 表紙の絵柄を見ても、ちょっと懐かしい感じもあり、新しさもありで、なかなかの描き手の様子。そんな作者の作品が指定を受けた理由は……。

(以下、別記のない限り、【】内は「自主規制団体からの聴き取り結果」より引用)

 今回、自主規制団体からの意見は指定該当5、保留1、指定非該当10と、指定非該当が圧倒的に多いという結果になっています。

 指定該当の意見は、単行本を一読すれば納得できます。【性器部分が白抜きとなってはいるものの、挿入場面はかなり卑わい感を与える】【性器が修整されているものの、白抜きによって輪郭がはっきりとわかる】という意見が、それです。

 同じく、今月指定された佐野タカシ『潤んだ芽』(少年画報社)が、意図的に性器を描く必要がない構図にしているのに対して、この作品はケツ後部とかもバンバン描いた上で、単行本化するにあたって、網掛けなどではなく、くり抜いたような白抜きにしているわけです。これ、人によっては「消せばいいってものじゃないだろう!」と怒るのは、否めません。おまけに、男性がクンニしているシーンで、断面図を描いているんですが、ここまでするなら18禁で出せばいいだろうと指摘される可能性も、一気にアップしそうです。

 ただ、そんなに結合部シーンがバンバン描かれていても、青少年に悪影響を及ぼすようなエロさがあるかといえば疑問です。作風ゆえなのでしょうが、健康的かつ、あまりエロく見えない絵柄なのです。

 つまり「こんなんじゃ、勃起しねえよ!」というわけです。指定非該当意見では、丁寧な言葉を用いて、それを指摘します。【性交シーンや性器に寄った描写は気になるが、コミカルな内容】【性描写はあるが、絵柄自体に卑わいな感じもなく】。ついには【全体的に、性器の修整範囲が小さく、露骨に性器部分をアップしたシーンが多いが、絵柄の淡白さや表現の稚拙さから、卑わい感が少ない】とまで意見されているのです。

「絵柄が淡泊」というのは、エロを描いているつもりの作者にとっては敗北感を感じる言葉にしか見えません。いくら指定非該当の意見だからといっても、これは容赦ないダメ出しですよね。ぜひ作者には、これを気に、さらに青少年に不健全な作品を目指してもらいたいものです。
(文=昼間 たかし http://t-hiruma.jp/

今月の自主規制団体の声
【出典】東京都青少年健全育成審議会「自主規制団体からの聴き取り結果」より
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/pdf/09_singi/676/676siryou8.pdf

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