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『彼女へクラスチェンジ!~女になって恋して~』(キルタイムコミュニケーション)

 TSFジャンルを愛する人なら買って間違いなしの一冊が、安治ぽん太郎『彼女へクラスチェンジ!~女になって恋して~』(キルタイムコミュニケーション)である。

 この作者、安治・ぽん太郎なのか、安治ぽん・太郎なのか名字と名前の境目が謎なんですが、ひとまず安治が名字だと考えてレビューを進めよう。

 安治氏の描くTSF作品の凄みは、読者を、女体化して女になることの、さらにディープな快感に目覚めさせることに尽きる。これまでTSF作品のお約束として描かれてきたのは、まず女体化したことによって男では味わうことができない快感をとことん味わってしまうこと。それともう一つ、か弱くて可愛い女の子の身体になることで、抵抗することもできずに好き放題にされてしまう姿である。ゆえに誰がいい出したのか「TSFはレイプフラグ」という表現のされかたもしてきた。

 すなわち、読者の大半を占めるであろう男性にとっては、究極の受け身でありマゾヒズムを味わうことのできるジャンルだったわけである。そのマゾヒズムが先鋭化したのが、キルタイムコミュニケーションがアンソロですでに2冊も出版している、“女体化+孕ませ”だといえよう。

 安治氏の作品は、それとはまったく別の方向に進化したTSF作品である。そこで描かれるのは、女の子の身体になったことで初めて知る、肉体の快感だけではない精神的な充足感なのである。そうした物語を安治氏は「いちゃいちゃラブラブしている女体化」と表現している。

 でも、実際に描かれているのは単に、いちゃいちゃラブラブしている可愛くて興奮するエッチなんてものではない。元が男であったがために、戸惑いながらも抑えることができない女の子としての感情の爆発と、それが、溢れかえるほどに満たされる瞬間なのである。

 収録された作品のほとんどでは、いかなる設定で、エッチのはじまりが強引だったとしても、それは男女間の愛へと昇華されていく。

 それを、ここまで激しく描けるマンガ家は現在のところ、安治氏をおいては見当たらない。

 その真骨頂といえるのが、収録作の『女になって恋して』である。この作品はヒロインは、病気によって女体化してしまったという設定。それでも、幼馴染みの男子とは前と変わらず友情が続いていると思っていたのだが、女になってしまったヒロインは、それまでの友情とは違う感覚を持つようになってしまっていたのだ。

 その身体の変化に追いつかない心を存分に描いてからエッチシーンが始まる構成は、このうえなく丁寧。しかも、エッチシーンも感情が抑えきれなくなって、幼馴染みの名前を叫び「触られたい」と感情を高ぶらせながら、オナニーしているところを見られてしまうところからスタート。その上で、幼馴染みのほうも「俺も最近、お前のことを女としてしか見れない」と告白し、両想いであることを確認してからの本番になるのだ。

 わかるだろうか。このように安治氏の描く作品は、読者に対してなぜか胸がキュンキュンしてしまう充足感を与えまくってくれるのである。

 しかも、絵柄が巧みだ。ヒロインの造形は、常にふくよか。巨乳は当然なんだが、筆者は太もものムッチリ感が特に気合を入れて書いているように見える。ともあれ、このボリューム感が、女になって、じゃない……女でよかった的な満足感をさらに増幅させてくれるわけである。

 なお、TSF上級者には最近愛好者を増やしている“皮モノ”も2作品収録しているので、オススメといっておこう。
(文=ピーラー・ホラ)

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