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『絶望器官』(三和出版)

 オビの裏のほうに「この単行本にスナッフ細胞はあります!!」と、時代遅れな寒さの走るネタが仕込んであって、笑わせてくれる作品集。それが、氏賀Y太氏の2年ぶりの単行本『絶望器官』(三和出版)である。

 いやあ、氏賀氏の作品も何年「実用」に使わせてもらっているのやら。以前は、氏の公式サイトは掲示板など、自由に投稿できるページが存在していて、巧拙によらずリピドーが溢れまくるイラストや小説が次々と投稿されていたのをよく覚えています。管理が面倒だったのか、サイトは縮小されてしまいましたが、『茜の悲劇』とか投稿されていた頃が懐かしい……。

 というわけで、近年は、どちらかというとサブカル寄り。そして、読み込みすぎたがために氏賀氏が、こっそりと仕込ませている笑いの要素ゆえに「実用」というよりも、あくまで「娯楽」として読むスタイルが増えていました。それでも、多くのグロマンガ家というものが、気がつけば別のジャンルに移行している中で、ずっとグロを描き続けている氏賀氏は尊敬に値する。

 そこで、今回2年ぶりに勃起して「実用」に使えるか試してみた。

 今回の収録作は、連作2本と短編の構成。まず冒頭の収録作「暴発系三年生森屋愛」は、行方不明にあった兄を探して、兄が密かに戦っていた地下格闘技場にたどり着き、否応なく敗北=死のリングに上がることを余儀なくされる物語。まず「実用」は無理! 無理だけど、信じられない面白さを放っているのだ。

 タイトルに「三年生」とあるが、氏賀作品で、これが大学三年生のわけがない。ランドセルを背負っていることから、勝手に察してくれといところ。物語のメインは格闘シーンで、挿入とか凡人レベルのセックス描写は一切ない。死のリングで、愛は兄の敵でもある薬で改造された強敵に破壊され、身体を裂かれて内蔵を噴き出す。

「実用」には使えないといったし、挿入など一切ないのだが、これは強烈なレイプ描写である。いや、人体を破壊しているからレイプだなんていってるのではない。道徳とか人道とか、そのようなものの向こうをはって人間の尊厳そのものを汚しつくす、ハイレベルなレイプ描写なのである。

 それに気づいたのは、読み終わってからしばらく時間が経ってから。なので、もしかすると、もうちょいすれば新たな脳の回路が出来上がって、この作品を「実用」に使うことができるのではないかと思っている。

 もう一つの連作「すず姉の墓」は、姉を愛するばかりに四肢切断して自分のものにした挙げ句に、妊娠させてもまだ満足出来ない、コジれまくった弟が主人公の物語。こちらのほうが「実用」としては、まだわかりやすいのだが、弟の側に「お前はいったい、なにをしたいんだ!」と胸糞な気分がつきない。

 もっとも、最後にちゃんと自業自得なオチが待ってるので、ちょっと安心できる作品だ。

 さらに、今回の単行本では氏賀作品最高のヒロインである、不死身のメイド=毎晩、死ぬまで売春少女=まいちゃんの短編も収録。こちら、完全にギャグテイストになっているので、改めて氏賀氏のセンスのよさを知ることができる。

 しかし、今月の三和出版のラインナップすげえな。捨て身か?
(文=ピーラー・ホラ)

今回もエロマンガ=実用に対する挑戦……とにかく内蔵出ます! 氏賀Y太氏の2年ぶりの単行本『絶望器官』のページです。おたぽるは、マンガ&ラノベhentaiすず姉の墓ピーラー・ホラメイドレイプ三和出版暴発系三年生森屋愛氏賀Y太絶望器官茜の悲劇の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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