おかゆさん『スクールカースト -School Caste-』リア充が腐女子に喰われまくる珠玉の展開!の画像1
『スクールカースト -School Caste-』(ジーオーティー)

「Comicアンスリウム」をフィールドに活動する、おかゆさんの最新作『スクールカースト -School Caste-』(版元はともにジーオーティー)。

 迫力のあるコマで魅せる、おかゆさんであるが、今回は収録作が珠玉。とりわけ中編「スクールカースト」は、よい。なぜなら、描かれるのが腐女子相手のセックスなのだから。

 この「スクールカースト」は、クラス内のさまざまなカーストの視点から描かれる物語なのだが、それは次第にリア充の視点へと収斂していく。主人公であるクラスのリア充男子は当然、同じくリア充な可愛い女の子と付き合っていてセックスも充実。それだというのに、なぜかいつも固まってオタ話をしているだけの、色気も何もない地味な女子たちに興味を抱いてしまう。

 いやいや、男子でも二十歳を過ぎれば、地味な女の子も、それはそれで美味しいものだと理解するもの。でも、ティーンの男子には無理。だって、食べ物だって若い頃に好むのは焼き肉とか油ギトギトなもの。味噌汁に、メザシだけの地味な食事がいかに美味いものか理解なんてできようはずもないだろう。

 そんなわけで、まだ若いのに地味女に興奮するスイッチが入った主人公は、妄想が止まらなくなる。唯一の化粧であるリップクリームを塗った唇で舐められるとか。あるいは、下着は色気もないスポーツブラだとか……だが、それがいい! と興奮が収まらなくなるのだ。

 そんな物語の構成力もまた秀逸だ。エロマンガにおける「ノルマ」といえる本番シーンは妄想として描きつつ、ワキ毛のそり残しを偶然目撃してしまうなど、マニアックな視点で地味女のエロスを描いていく。

 そして、そこからの展開が凄い……というか、酷い。リア充かつイケメンな主人公は、クラスの腐女子が自分と友人をネタに描いたBLマンガを発見してしまうのだ。そんなトンデモない作品を見られてしまった腐女子は、このことを秘密にしてもらうために自分の身体を差し出してくる。これをきっかけに主人公たちリア充は、スクールカーストの最下層であるはずの腐女子やオタ女たちの性処理の道具になっていくというわけである。

 この作品の特徴は、地味な腐女子やオタ女が異常にエロい身体をしていること。いや、エロマンガだから当然といえば、それまでなんだが、この現実味のなさが、とてつもなく妙な快感をもたらしてくれるのである。

 この作品のほかにも、今回の作品集には地味女のエロスが満載。とりわけ悶絶するよさがあるのが短編「一人暮らし、おじゃまします」。これ、大学のコンパの後に終電がなくなった主人公が、地味な後輩に「よかったら、ウチに来ます?」といわれ「なにもしないから!」と上がりこんじゃう物語。

 有史以来、このシチュエーションでの「なにもしないから!」は、信用できない言葉の金字塔。なによりエロマンガだから、やって必然なんだけど、そこまでの展開が絶妙。ちゃんと男女双方の視点から「ここで手を出したら、レイプ魔よばわりされるんじゃないか」「自分から誘ったら、淫乱女呼ばわりされるんじゃないか」などと不安な心情を描くのである。

 ありそうな体験を挿入しつつ、絶対にあり得ない展開へと突入して、読者を興奮することに長けた、おかゆさん。

 まあ、腐女子にエロいのが混じってるのは現実にもあるよね。
(文=ピーラー・ホラ)

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