【ぶっちゃけエロゲー界はどうよ?】

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左から『グリザイアの迷宮』『美少女万華鏡 -神が造りたもうた少女たち-』『Angel Beats!』

 もうすぐ幕を閉じる2015年、最も売れたエロく可愛い美少女ゲームとは!?  ということで、各社が発表した年間ランキングを片手に、ざっくりと今年の美少女ゲームシーンを振り返る。

 なお、以前にも触れたとおり(前回記事参照)、この「アダルトPCゲーム」(要はエロゲー)ではCDにおけるオリコン、出版物の発行部数のようなオフィシャル、オフィシャルに準じる数字がない。そこで今回はAmazonの「アダルトPCゲーム」(2014年11月17日~2015年11月15日)ランキング大賞、そして大手ダウンロード販売サイトDLsite.com「成人向けPCソフト」の年間ランキングを参考とし(ランキングは後述)、各タイトルについて21世紀の初めごろから専門誌に携わるエロゲーライター・佐藤氏(仮名)に解説してもらった。

■やっぱり恐るべきは"アニメ化"の影響!

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『グリザイアの果実』(フロントウイング)

―― まずはAmazonランキングから。アニメ化もされたフロントウイングの『グリザイア』シリーズ、『グリザイアの果実』が7位、『グリザイアの迷宮』が9位と、2本ランキング入りしているのが目立ちます(※ランキングは後述。『グリザイアの楽園』も13位)。

佐藤 これは素直にアニメ化の効果でしょう。もともとフロントウイングのファンや情報を熱心に収集するファン以外には、『グリザイアの果実』は学園ものなのかRPGなのか、ゲームの内容がよくわからないというところがあったと思うんですよ。

―― 『グリザイア』という単語も、よくわからないですものね(※美術用語「グリザイユ」を変化させたもの。"灰色"の意が込められている)。

佐藤 そうそう。それなのになぜ3作品もランクインしたかというと、それぞれ単体でも楽しめるんだけど、シリーズ通して世界観やキャラクター性をしっかり統一させているからです。だから、1作品でもプレイしてみて面白い! となれば、連動してファンに買わせる魅力があったんでしょう。そのきっかけとして、アニメは重要なファクターになっていると思います。

―― アニメ化でいうと、今さら『Fate/stay night+hollow ataraxia』のセットが10位にランクインしていますね。

佐藤 これもやっぱりアニメの影響でしょうね、『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』がありましたから(14年10~12月、15年4月~6月に放送)。

―― セットとはいえ、3万円を超えてます。決して安くないんですけどね。

佐藤 『グリザイア』も『Fate』も、原作ゲームはボリュームがあって、アニメは大分端折られているんです。アニメで作品を知って、世界観やキャラクターを好きになった人は、やっぱり原作を知りたくなるんでしょうね。

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『美少女万華鏡 -神が造りたもうた少女たち-』(ωstar)

―― さてトップ3はいかがでしょう。

佐藤 1位の『美少女万華鏡 -神が造りたもうた少女たち-』は廉価な抜きゲーなんですが、原画が八宝備仁さんなんですよ。画集も何冊も出しているし、エロゲー専門誌の表紙をやったりもしている、この世界では相当の有名人。フルパッケージ(8,800円前後)のゲームは最近リリースしてませんが、かえって手にとりやすくなった面もあるんじゃないかな。この作品はシリーズ3作目ですけど、どれも売れていますよ。

―― 2位は3Dで有名なILLUSION(イリュージョン)の『Sexyビーチ プレミアムリゾート』です。

佐藤 ILLUSIONは3D技術をいち早くエロゲ業界に持ち込んだメーカーで、日々の努力が本当に凄い。特に『Sexyビーチ』はILLUSIONの代表作ともいえる1本で、体験版のダウンロード数が100万以上あった大ヒット作品。それの進化版タイトルですから、この順位には納得です。5位には『プレイクラブ』もランクインされてますし、彼らの技術力に敵うメーカーはもう皆無と言っていいんじゃないでしょうか。

―― その割には、専門誌の月刊ランキングなどでは上位にいるイメージがありませんね。

佐藤 抜きゲーとしては安定して強いんですが、特典商法がメインとなってるショップ販売ではアニメ化も狙えるような萌え系作品が強いので、そのせいだと思います。それは3位も同じ傾向があると思っています。

―― 『カスタムメイド3D2』(KISS)ですね。

佐藤 こちらも3Dゲームで、もちろん技術力は高いです。ただ評価されているのは育成シミュレーションの部分ですね。自分の理想の容姿(オッパイのサイズも含めて)を持つ女性を、自分好みの女性に育て上げていく。このシステムが、単に作業してるだけに留まらないように調整されているので、ユーザーを虜にしてる理由でしょう。ざっくりいえば、エロ版の『プリンセスメーカー』と思ってもらえれば。

―― 続けて4位は『神のラプソディ』。

佐藤 エウシュリーは、エロゲーでファンタジーRPGを作らせたら、日本トップクラス。年に1回のペースでしっかりしたタイトルをリリースしています。ただ、上位にランインしてはいますが、昨年や一昨年の自社売上と比較すると、メーカー的にはもっと売れて欲しかったタイトルだと思いますね。

―― その他、6位以下について、特徴などはありますか?

佐藤 そうですね...意外と特定のメーカーに偏ってますね。アニメ化やソシャゲ化された作品を除くと、流行に左右されない根強いファンを抱えているメーカーが上位を独占してる気がします。あとアリスソフトの順位が思ってたより低いですね。20位以内に『イブニグル』など3作品入ってますが、10位以内が0で......相変わらず面白いんですけどね、新規の若いファンを取り込むのに苦労してるんでしょうね。

■商業メーカーと同人が交錯するダウンロード美少女ゲーム!

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『LOVEQuality スターターパック』公式サイトより

―― 続いてダウンロード販売、DLsite.comのランキングです。目立つのはなんと言っても『ディバインハート』。シリーズが10位以内に5本も入っています。

佐藤 変身して悪と戦うヒロインが怪人や敵に負けて、さらわれて調教されて、快楽に堕ちてしてまう......という"悪堕ち"するヒロインものです。気軽にエロを楽しめることで人気があるのですが、追加シリーズで新たなヒロインが登場したりするので、ハマった人が他作品も追加購入することで、ゴソっとランクインしたんでしょうね。

―― 1位の『LOVEQuality スターターパック』はいかがでしょう。

佐藤 このeveeはまだ商業メーカーとしてのリリースはまだ数本ぐらいなんだけど、同人サークル時代にかなり人気を博していたメーカーです。とにかく胸揺れに情熱を燃やしているメーカーで、オッパイ好きからの支持が高い。これはスターター・パックということで、『LOVEQuality』のゲームを視聴するための基本プログラム。追加パックがかなりきめ細かく、たくさんリリースされているので、このスターターが売れるのも納得です。

―― そして『カスタムメイド3D2』『カスタムメイド3D』が2、3位。やはり強いですね。

佐藤 好きな人はずっと応援している、根強い人気を持つシリーズです。『カスタムメイド3D 』シリーズは11年発売ですが、実は1999年の『カスタム隷奴』という作品が元祖。2Dの調教シミュレーションなので、嗜好的には全然違いますけどね(笑)。

―― 3Dで繊細に表現された可愛い女子で遊べて、追加パックなどで"カスタム"できる幅がどんどん広がる。人気はわかりますが、細く長くというタイプの人気かなと思っていたんですが。

佐藤 いえ、最近のファンは結構太いですよ。上位にきても全然納得です。3D作品といえばILLUSIONがほぼ独占状態ですが、この『カスタムメイド』シリーズは育成システムと3Dとを融合させて新たなジャンルを開拓し、またシリーズを重ねうちにどんどん洗練されて、「このジャンルならこれ!」という地位を確立しましたね。

―― 続いて、9位が『私の勇者は多重神格者 EPISODE1:「ひもろぎとグリマルキン」』、10位は『円交少女 ~陸上部ゆっきーの場合~』となりますが、なんと言うか、価格帯や内容が同人ゲームっぽいですね。

佐藤 そもそもDLで求められてるのは、お手軽なゲームですからね。どうしてもフルパッケージ帯のゲームは売りづらい。そしてお手軽な作品をリリースするということは、同価格帯の同人ゲームと競わないといけないですからね。メーカーが寄せていった一面もあると思います。ただ、同人ゲームのランキングを見ると、二次元創作系のゲームは減ってきているんですよ。

―― "同人誌"、紙媒体だと、まだ人気アニメの二次創作系エロが主流ですよね。

佐藤 ゲームの方では変わってきているんですよ。紙の流れを組んでか、CG集は相変わらず多いんですけど、同人ゲームのほうはオリジナルが増えているんです。

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『Angel Beats!』(ビジュアルアーツ)

―― そういう中でも500~1,000円ぐらい、2,000~4,000円ぐらいと価格帯の違いが結構あります。

佐藤 同人の価格帯は、たいていボリュームと比例してます。500~1,000円ぐらいのほうは、ヒロインが1~2人でシーンも少ししかない手軽にサクッと抜ける作品。2,000~4,000円のほうは、複数のヒロインがいる、あるいはシチュエーションが複数あって、一応お話が楽しめるだけのボリュームが備わっていて数時間は楽しめる......ぐらいの違いがあります。後者のほうは作品によっては、フルパッケージ作品と遜色のない出来のゲームもあったりしますね。

―― ダウンロードとパッケージ作品で大分傾向が違うんですね。

佐藤 そうですね。ただAmazonはパッケージ版のランキングではありますけど、Amazon独自の割引もありますし、秋葉原などのショップのランキングとは大分違う印象があります。たとえば、「PC press」というPCゲームの業界誌では、秋葉原の主要店舗の売上データを元にしたランキングを毎月発表しているんです。年間ランキングはまだ出ていないんですけど、今年の上半期ランキングを見ると、1位:『Angel Beats!』(Amazonランク外)、2位『サノバヴィッチ』(Amazon8位)、3位はAmazonでも2位の『神のラプソディ』となっています。

―― こちらの順位のほうが、現場にいる人的には納得できる感じですか?

佐藤 そうですね、少なくとも秋葉原の店頭ではこうなんだろうなと思います。

―― 了解しました。それでは年明け、暇だったら、PC pressの年間ランキングとかを見ながら、改めて振り返ってみますか。

佐藤 ただ残念なことに、このPC pressが休刊するらしいんですよ。非常に良い雑誌だったんですが......。

―― やはり業界的に景気が悪いんですなぁ......。2016年はドカンとしたヒット作が複数出ることに期待したいと思います!

■Amazon ランキング大賞「アダルトPCソフト」
1位 美少女万華鏡 -神が造りたもうた少女たち-(ωstar)
2位 Sexyビーチ プレミアムリゾート(イリュージョン)
3位 カスタムメイド3D2(KISS)
4位 神のラプソディ【予約特典付】(エウシュリー)
5位 プレイクラブ(イリュージョン)
6位 蒼の彼方のフォーリズム 初回限定特装版(sprite)
7位 グリザイアの果実(フロントウイング)
8位 サノバウィッチ(ゆずソフト)
9位 グリザイアの迷宮(フロントウイング)
10位 Fate/stay night+hollow ataraxia セット(TYPE-MOON)

■DLsite.com 「PCソフト2015年年間ランキング」
1位 LoveQuality スターターパック (evee)
2位 カスタムメイド3D2(KISS)
3位 カスタムメイド3D(KISS)
4位 ディバインハート カレン SP シーズン2 ~変身ヒロイン完全敗北!テトラロジー~(Portion)
5位 ディバインハート カレン SP シーズン2 ~潜入!サキュバスの淫都!篇~(Portion)
6位 ディバインハート カレン SP シーズン2 ~逆襲の魔物娘・アルラウネ!~(Portion)
7位 ディバインハート カレン SP シーズン2 ~悪堕ち娘の淫靡な宴~(Portion)
8位 ディバインハート カレン SP シーズン2 ~ナリ変身ヒロインcrisis!~(Portion)
9位 わたしの勇者は多重神格者 EPISODE1:「ひもろぎとグリマルキン」(XUSE【本醸造】)
10位 円交少女 ~陸上部ゆっきーの場合~(Frill )

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