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三舛啓のTwitter(@mimasukei)より。

 美少女ゲーム制作メーカーAKABEiSOFT2(あかべぇそふとつぅ)が、"今度こそ"絶対に割られないプロテクトを実装するとのことで話題となっている。「こんなの絶対赤字だろ!」「意地になっててワロタ」「目的変わってきてそう」「金かけるところ違うだろ」との声も上がっている。しかし...... あかべぇそふとつぅにとって、割れ厨との戦いにはどうしても負けられない因縁があるのだった――。

 あかべぇそふとつぅとは、2000年に結成された同人ゲームサークル「AKABEi SOFT(あかべぇそふと)」を前身とするメーカーで、これまでに『車輪の国、向日葵の少女』『G線上の魔王』など、ビジュアル・エロさだけに頼らない、ストーリーに凝った美少女ゲームの名作を数多く生み出してきたメーカー。

 特にその代表作2本はクオリティが高く、『車輪の国、向日葵の少女』には「泣きゲーであり考えゲーでもあった」「音楽も素晴らしい」「みんな大ネタのトリックの驚きに騙されてると思うんだ」との感想、『G線上の魔王』には「面白いんでHシーンすっ飛ばしていきます」「予想以上に面白かったそして泣けた」「マジ神シナリオだったわ。最後泣けたわ」「こんなワクワクするエロゲは初めてだ」と、美少女ゲームとは思えない感想が並んでいる。

 さて、そんなあかべぇそふとつぅと割れ厨との因縁だが、時は16年1月8日にさかのぼる。これまでに何度も割れ被害にあってきたあかべぇそふとつぅの社長・三舛啓氏が、自身のTwitter(@mimasukei)で「今度実装するプロテクトは、割られないと思います。割られたら意味ないんで、割られたらすぐに実装をやめると思います」と発言、これに対しネットでは「無理だな、どんな対策しようとも割れ厨の方が上」「イタチごっこだな」「もって3日」と期待薄との声が上がっていた。

 そしてそんな中、1月29日に最新のプロテクトが導入されたソフト『働くオトナの恋愛事情』が発売されたのだが、わずか2日後の31日、三舛社長はTwitterで「残念ながらプロテクトが割られてしまったようだ」と割れ被害を報告、「もって3日」との声をさらに下回る結果となってしまった。このツイートに「意気揚々と割れないって言っておいて速攻で割られたのは顔真っ赤だろうな」「こんなん笑うわ」「絶対に割られないエロゲ2はよ」と、ネットでは社長を挑発する声が相次いでいた。

 しかしこの反応が三舛社長に火をつけたのか、ファンから「Denuvo」という現在最高レベルとの呼び声が高いプロテクト技術の導入を検討しているか? との問いに対し、「現在コンタクトをとっていますが実現は難しいかもしれません」と答え、新たなプロテクト導入を示唆していた。

「Denuvo」とはオーストリアのソフトウェア会社Denuvo Software Solutions GmbHが開発した技術で、現在『FIFA16』(エレクトロニック・アーツ)『スターウォーズバトルフトント』(エレクトロニック・アーツ)『Just Cause 3』(アバランチスタジオ)『Rise of the Tomb Raider』(クリスタル・ダイナミックス)などの世界的大作ソフトに導入されていると言われている。

 そして3月6日、そんな最強プロテクト「Denuvo」とあかべぇそふとつぅの契約がついにまとまり、次回のソフトに導入するということがわかった。三舛社長はTwitterで「エロゲでは初の実装ではないでしょうか。今回も割られるのか今度こそ割られないのか楽しみです」と、自信満々に割れ厨を挑発するかのようなコメントをした。

 三舛社長自身も若干楽しんでいるようにも見えるこの最強の「矛と盾」対決はいったいどうなるのか。あかべぇそふとつぅに限らず、"割れ"被害にあっているメーカーは多いだけに、社長の勝利を祈りながら見守っていきたい。

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