花見沢Q太郎『おとなのオモチャ』脳に響く雰囲気エロの画像1
『おとなのオモチャ(1)』(ヤングキングコミックス)

 骨太な大河作品やヤンキーマンガなど、男子が大好きな作品を次々と世に送り出す少年画報社。その一方で、ライトエロスな作品にもぬかりないのが、さすが老舗の出版社といったところ。

 今回紹介する、花見沢Q太郎『おとなのオモチャ』は、また新たな世界を教えてくれる素敵なライトエロスである。この作品、タイトルの通りテーマになるのはアダルトグッズ。

 ちゃんとメーカーの協力も得て、エロいのに可愛い絵柄で定評のある花見沢Q太郎が描くとどんな作品になるのかと、興味津々で読める作品だ。

 物語のヒロイン・姫野小毬は、見たまんま地味なメガネっ娘。もちろん処女である。そんな彼女が勤務するのは、やり手の女社長が率いる社員が女性だけのアダルトグッズ制作会社。物語は、そんな会社で起こるさまざまな出来事と、小毬の血のつながらない金髪美少女の妹・躾とのホームドラマとをリンクさせながら描いていく。

 この物語の特徴は、まず登場人物がみんないい人ということである。これまでの花見沢作品でもそうであるが、ひどい悪党なんていない。とにかく楽しく幸せな情景を読者にとことん見せようとしてくれる。ゆえに、ジワジワと迫ってくるエロシーンも直接股間にではなく、心のほうに訴えかけてくるのである。

 まず、会社のシチュエーションは、ありきたりに見えて結構、心が躍る。女性社員だけの会社だが、扱っている商品はアダルトグッズ。すなわち、女の子たちが商品の使い心地などをレポートして会議で報告しあっているわけである。いまだ、羞恥心の抜けない小毬なんだが「恥ずかしいのが心地いい」とか、けっこうハマリまくっているようで興奮する。

 しかも、やり手な女社長は、女子社員にも手を出す。というより、全員すでに手を出されているんだとか。そりゃあ、全員と裸の付き合いをしていれば社内の一体感も半端ないだろう。つまりこの作品は、描かれていることですべてを説明的に記さなくても、そこはかと匂わせて、読者の妄想力を高めるのが天才的に上手いのである。読者の身体のパーツの中で、興奮するのは股間ではなく脳、心のほうなのである。

 そんな、いろいろ楽しいけれど大変な会社。対して自宅のほうはといえば、躾は度を超えたシスコンである。会社の仕事は内緒にしている小毬だが、アダルトグッズを見てしまった躾は「男がいるんでしょ」と嫉妬しまくる姿の可愛さに、読者は興奮するはずだ。

 徹頭徹尾、雰囲気で盛り上げてくれる本作。中でもオナホールの使用感をモニターしてもらう回では、秋葉原で街を歩いている人に声をかけて路地裏でという無茶な方法を。このシーンなど、物語の必要上、男を描くシーンでは、男がわざと過剰にギャグっぽい造形になっているのがミソ。そんな造形ゆえに、過剰なエロにならず肩を抜いて楽しめるのである。いやいや、やっぱり脳に響くエロっていいよね。
(文=ピーラー・ホラ)

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