1603_eroman
『えろまん娘』(おかのはじめ/海王社)

 おかのはじめ6年ぶりの単行本『えろまん娘』(海王社)は、なんだかよくわからんが、国家権力による規制に挑戦する怪作である。

 物語はエロマンガ編集部に所属する女編集者・久世ひとみが、社長とセックスしながら「身体で契約して人気作家を集める」ことを命じられたことで幕を開ける。

 こうして、ひとみが打ち合わせで出会ったのは、少年にしか見えない内気なエロマンガ家の先生。だが、彼が某有名学習帳と思しきノートに書き連ねているのは「不良が婦○を拉致」などなど、とんでもない過激な作品であった。ちょっと引き気味に「ウチはコンビニ売りがメインなので」という、ひとみ。ええ、読者は自ずと理解していると思うが、コンビニ売りのエロマンガ雑誌はグレーゾーン雑誌でありますから、18禁マークに比べて表現はゆるめで楽しいセックスがメイン。あんまりな内容を描くと、入荷してもらえなくなります。食べ物を扱っているのでスカはNGなど、さまざまな基準がありますが、最近はセーラー服とかにも厳しいみたいだけど。

 とはいえ、商業エロマンガにおいて婦○は、多くのメディアにおける、やんごとなき御方タブーレベルで危険なネタ。おそらく、そんなネタを載せる編集者がいたら、自殺願望アリ。そういうのは、同人誌でやろう。

 ところが「このままじゃだめれすか~」とエロマンガ家なのに無垢な瞳で答える先生に、ひとみは「久々のメガヒット」と胸を貫かれ、そのままラブホでどういうマンガを描けばよいか、身体で教えまくるのだ。

 ひとみはいう。「ごく普通のセックスを描いていればいいの」と。しかし、先生は普通のセックスがわからない。でも「お姉さんが教えてあげる」と始めたセックスで、ひとみは先生の性技の虜になってしまうのだ。

 こうして、痴漢ものや触手ものなど、実践という取材を重ねながら、2人は次々と作品を生み出していくわけだが、注目すべきは第5話。

 ひとみの編集していた雑誌が発禁を食らってしまうのだ。それも「警察の捜査でPCなどが押収されている」と描かれているところを見ると、相当な規模の事件である。エロマンガ雑誌が発禁になるとすれば、最近は少なくなった警視庁に呼び出され注意された結果か、あるいは、東京都の不健全図書指定を連続3回食らった結果のどちらか。でも、警察の捜査が入っているところをみると、そのどちらでもなくワイセツ罪ではないかと推測できる。

 コンビニ売りのはずなのに、いったいどんな雑誌を出していたんだ……。

 で、さらにページを進めると、次のような一文が。

「元々社長一代で立ち上げた雑誌はより多くの読者層を獲得するために営業部の独断でCVS流通へとその販路を拡大していったが、逆にそれが仇となり蛮行がお上の目に触れた」

 いやいや、営業部もコンビニも止められなかったとしたら、いったいどういう経緯があったのだろう。実際に起こったら、出版業界を揺るがす大事件になりそう。

 とまあ、一連の物語から見えてくるのは作者の、もっとエロいものを自由に読みたいという人類愛にほかならない。

 ああ、本当に人生が狂うような、すげえエロマンガを読みたいな。
(文=ピーラー・ホラ)

えろまん娘 (KAIOHSHA COMICS)

えろまん娘 (KAIOHSHA COMICS)

こんな編集者、実際にはいない、よ、ね?

『えろまん娘』(おかのはじめ) 権力にもコンビニにもケンカを売ってるよ!のページです。おたぽるは、マンガ&ラノベhentaiえろまん娘おかのはじめ不健全図書同人誌海王社規制の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

--

人気記事ランキング

俺も黒田悠斗さんみたいにマッチョになりたい!
「貧乳の日」なら私もツイートできるかな…

18歳未満閲覧禁止!!

ここから先のコンテンツには、Hでド変態な成人向けなコンテンツが含まれているから、18歳未満の方は閲覧しないでくださいね。

18歳以上のあなたは「進む」を選んで、楽しんでね。