――読書の秋! TS(トランス・セクシュアル)の秋! “男の娘”の秋! ということで、秋の夜長に読みたい“男の娘”“TS”系エロマンガを三夜連続でご紹介します。

※本稿には18禁マンガに関する表現などが含まれておりますので、ご注意ください。

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キミイロデイズ(キルタイムコミュニケーション)※黒塗り処理は「おたぽる」編集部によるもの。

 珍妙なペンネームをつけた場合、実力が伴っていないとネット上における「DQNネーム」に似た誹りを受けるもの。エロマンガは単行本が一冊1000円はするわけで、その作品が「ハズレ」だった場合、ペンネームも含めて怒りの対象となる。にもかかわらず、エロマンガ家というのは、特に妙なペンネームが多い業界だ。もう10年以上活動を見ないが、東京三世社でとんでもないロリとフタナリものばかりを描いていた「ペンネームは無い」というマンガ家がいた。「ペンネームは無い」というペンネームでなく、「ペンネームは無い」である。単行本の後書きによれば、その名前について、実力が伴っていないから云々という謙遜の言葉が書かれていた……。

 さて、前置きはこのくらいにしておいて、今回紹介するのは9月に発売となった『キミイロデイズ』(キルタイムコミュニケーション)である。作者の名前は「谷口さん」。う~ん、編集者は「谷口さんさん」とか「谷口さん先生」とか呼んでいるのか……。

“ヒロインピンチもの”など、特化しまくったフェチに命を賭けているキルタイムコミュニケーションだが、近年力を入れているのが“TS(性転換)ジャンル”である。そんな出版社で、今回2冊目の単行本となった谷口さん。ひたすらTSものばかりを描き続けているという相当な変態である。

 TSも男の娘に続いて、いくぶんかはメジャーなジャンルにはなったけど、まだニッチな感じはぬぐえない。中身は男なのに女の身体で男にヤラれて感じるとか、感情移入するには相当なエロマンガ読みとしてのスキルが必要なのは間違いないからだ。

 そんな世界に性春のすべてを賭けているらしい谷口さんが、今回の単行本で描くのはさらに上級者向けな展開だ。表題作の「キミイロデイズ」は、男女の入れ替わりによるTS連作なのだが、入れ替わった女のコがサキュバスの血を引いていたという展開だった。

 例えるなら、海の幸てんこ盛りの海鮮丼の店に行ったら、さらにイクラがのせ放題だった気分……わかるかな?

 さて、谷口さんが得意とする演出のひとつが、男女の入れ替わり・憑依において女の子側の視点を入れること。要は男の側が「女の身体ってこんなに気持ちよかったのか」とヨガリながら、女の側は「私の身体ってこんなに気持ちよかったの!」と、入れ替わりセックスを楽しんじゃうわけである。全編ソレてんこ盛りで描かれるのが、収録されている「キミイロデイズEX」。本編で色々あって手に入った、花粉を嗅ぐと男女の意識が入れ替わっちゃうという花を使って、クラス全員が入れ替わりで乱交しちゃうわけなのだ!

 男にされた女の子に、女の子になった男が逆レイプとか……かなり上級者向けだが、そこがいい。しかも、逆レイプされて最初は拒んでいた女の子が「自分の身体の時は悩みでしかなかった脂肪が……抱きごごちいい……」とか、微妙なこだわり描写がたまらない。

 谷口さんの作品は、こうした小っ恥ずかしくて口にしにくい微妙なフェティシズムをしっかり描いているところも、実用性を高めている。収録作「お持ち帰りコスプレイヤー」は、再生ボタンを押すと撮影した女の子になってしまう不思議なカメラによるTSもの。その対象となるのが「童顔に反則的な巨乳の人気レイヤー」。おまけに、ファンと会場内でエロいことをする約束をしていた設定である。

 どう考えても、谷口さん自身がエロレイヤーになったら、こうしたいというリピドーで描いているとしか思えない! いや、商業作品として成立しているということは、エロレイヤーの写真でハァハァするより自分がなりたい妄想の人が相当数いることを示しているのではなかろうか。

 まあ、アナニーから本物へ目覚める人も多い昨今、日本はいつの間にかジェンダーを越境していたんだなあ……。

 食わず嫌いが多い男の娘とTSジャンルですが、もっと大勢の人が目覚めてくれるのを願ってやみません。
(文/ビーラー・ホラ)

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