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エロゲー文化研究概論(総合科学出版)※画像はイメージです。

「そろそろ2013年のエロゲーベストを記事に……」というのが編集部からの依頼。いやいや、見込み違いです。もう何十年前になりますか、『天使たちの午後Ⅲ番外編』あたりから中断することなくエロゲーは大好物であります。でもね、もう純愛とかラブイチャとかには興味がないのです。オイラが、エロゲーで心臓をドキドキさせるヒロインは悪女かメンヘラ。それに、制作者の正気を疑う設定あるいは、展開のマジキチ具合なんだよね。

 なんで、客観性ゼロの独自の視点で2013年のエロゲー・ベスト5を選んで見たぜ。


■オレも参加したい!ベタベタな厨二病的学園ジャック

5位『沈黙の女学園』
作品ページ<http://www.hs-crowd.co.jp/anim/product/pro_pc/pc032/top.html>

【作品内容】
 主人公・神守暁生は学生からも信頼される新任教師。だが、彼は人並み外れた精力とレイプ願望の持ち主でもあった。そんなある日、変わり者の女教師・新浪美園の引き起こした学園ジャック事件は、彼の願望をすべて現実にした。狂乱の宴の果てに彼を待つ運命とは?

【推薦理由】
 謎の武装集団みたいなのに、学園がジャックされて……というモロ厨二病ぽい展開の作品。そんな「誰にでもわかりやすい」導入を逆手に取ってプレイヤーを物語にグイグイと引き込んでくれる。

 学園ジャックは、変わり者として知られる学園の理系教師・新浪美園が首謀したものなのだが、主人公は共犯者として人質になったヒロインたちを犯して堕とすことになるという流れだ。で、選ばれたヒロインたちが、また全員変態なのがポイント。「外面如菩薩内心如夜叉」という言葉もあるが、本作では全員が度を超えて変態。レイプ願望が強すぎて野外オナニーに目覚めているヒロインとか、オナニーのオカズが兄のパンツとか。この歳で、そんな性癖に目覚めていて、人生がどーなるんだというレベルだ……。

 で、ヒロイン変態設定でヌキ要素を確保しつつ厨二病的展開は暴走しまくり。人質の安全をネタにセックス生放送を要求するシーンでは、ニコ生みたいなので視聴者による嘲笑付き。かと思えば、身代金一兆円で交渉が行われたり、特殊部隊が突入してきたり。そう、誰もがつまんない授業中に「こんなこと、起こらないかな~」と思っていたことが、次々に描かれるのだ。

 原画のbbsacon氏は、pixivでとんでもない男の娘イラストを挙げたりしていて常々注目している絵師なのだが、ヒロインのオホあえぎとアヘ顔、汁描写が特に光る。次回も、リミッターなどないエロ絵を期待しておりますョ!


■どん底すぎて精神が蝕まれる久々の本格的鬱ゲー

4位『待雪の花』
作品ページ<http://nostalabel.com/snowdrop/>

【作品内容】
 父もなく母を失った主人公・聖澤和志は病弱な妹の美結だけは守ろうと学校をやめ必死に働いていた。だが、二人は互いに肉親の情を超えた欲望を持っていたのだ。許されない想いを断ち切ろうとする和志は、次第に周囲の女たちと淫らな関係を結んでいくことになる……。

【推薦理由】
『ブギーポップ』シリーズなどで知られるベテランイラストレーターの緒方剛志氏が企画・原画としてクレジットされた本作。冒頭から絶望的な展開で雰囲気でグイグイと物語世界に引きずり込んでくれる作品であった。

 暗さが際立つ本作に登場するヒロインは美結と翔子のほか、和志がバイトするコンビニの先輩・市ヶ谷瞳。二人を心配して訪ねてくる美結の親友・藤堂仁奈の計4人。実は和志は妹に肉親以上の感情を抱いているし、美結も同様である。辛苦を共有する中で、二人はお互いに慰め合う行為を繰り返す。それは、やがて濃厚なキス、ペッティングと少しずつ禁断の行為へと発展していく。

 それが許されるものではないと煩悶とする和志の心の声に応えるかのように、ほかのヒロインたちは彼を誘惑してくるのである。翔子は和志を死んだ弟に似ているといいながら誘惑してくる(常に片目に眼帯のDVされまくり……立ち絵の時点からユーザーを鬱にしてくれる)。瞳は、バイト中に勃起してしまった和志にいきなり仕事場でパイズリを。仁奈は「近親相姦の関係から助けてあげましょう」と自分の身体を提供してくる。とまあ、なんかヒロインたちもちょっと常識がズレまくっているのである。翔子パートでは和志が病気の悪化に苦しむ美結を放りだして隣室で肉欲に狂いまくる。瞳パートでは、寝ている美結の傍で我慢できずにハメまくってしまうシーンが。仁奈に至っては、プレイの半分以上が野外である。なにより、メインヒロインの美結も、病弱なハズなのにセックスの時には全力なんだから……。

 これまでも、ヒロインが死んだり不幸になったりして「そんなの許せるか!」と制作陣に恨みを抱く作品はあった。でも、本作はそのレベルじゃなく「この胸に突き刺さる、どうしようもない気持ちをどうしてくれる」とまで思わせる、生ぬるい要素を唾棄した本格的ドラマだ。萌えや純愛ではない、こんな作品を筆者は待っていた!


■内蔵を引きずり出し心臓ファック2013年猟奇ゲーの金字塔

3位『グロ・でれ』
作品ページ<http://www.cyc-soft.com/cyclet_pro/grodere/>

【作品内容】
 主人公・紅村和人が10年ぶりに再会した憧れのお姉さんイルミは不死の吸血鬼だった。その血を受けた和人はセックスすると凶暴になりイルミの肉体破壊を繰り返す。でも、ドマゾなイルミは血まみれにされることを喜んで……。

【推薦理由】
 もとよりオイラは“テロよりもエロ”が身上なんだけど、実はエロよりもグロも好きだったりするんだ。いったい、前世でどんな因縁があったのやら? で、本作はエロゲーでもあまり例を見ない「ヒロインが首チョンパされる」猟奇作品なのだ。物語は、主人公・紅村和人は10年ぶりに思い出のお姉さん・イルミと再会した直後、トラックに轢かれそうになった彼女を助けようと和人が身代わりになったところからスタート。このイルミが吸血鬼だったおかげで、その血を受けて一命は取り留めたのだが、ここからがエグい。蘇った和人だが血を受けた副作用で正気を失って凶暴になってしまうのだ。んで、セックスのたびにイルミは首は吹き飛ぶわ、内臓は引きずりだされるわという流れに。まあ、吸血鬼なんですぐ復活するから問題ないけどさぁ。イルミのほうもマゾ娘なので心臓レイプで喜び、中出しの勢いで全身粉砕されてアヘる。こんな企画にGO! を出した会社が、まずすげえよ。


■アスリートたちが精液に群がる……みんなの妄想を正直に美女ゲー化

2位『ごっくんアスリート!』(※2012年発売)
作品ページ<http://marigold.1000.tv/marine/gokkun/>

【作品内容】
 主人公・上城和希は姉で陸上のホープの怜奈からタンパク質の摂取源として毎日のようにフェラされていた。夏休み、姉の強化合宿に同行させられた和希は、全日本が注目する美人アスリートたちに精液を、ごっくんさせることになる。無尽蔵に精液を求められる和希の運命は?

【推薦理由】
 先日、テレビでフィギュアスケートの大会中継をやっていた。なんだかよくわからんが、ソチ五輪の選考会が云々とかいう。いつの頃からかフィギュアスケートをはじめ、各種の女性スポーツ選手たちが「美人アスリート」とかなんとかいってアイドル扱いされるようになった。でもさ、応援している人の半数くらいは競技そのものよりも、その肢体に注目しているんだよな。そうだろう、フィギュアスケートのヒラヒラの衣装の中身とか、陸上選手のハイレグなブルマみたいなヤツとかに釘付けにならないのがオカシイ。そんな正直な欲望を作品化した点で、本作は評価が高い。

 本作の主人公・上城和希は女子陸上界のホープである姉の怜奈が効率的に男性ホルモンとタンパク質を得るために日々、フェラチオされているという設定。そもそも、近親相姦なのだがそんな野暮なことには突っ込まないのがエロゲーならでは。んで、オイラが驚いたのは物語の舞台となる夏の合宿所。なぜか、新体操、ビーチバレー、卓球、馬術のホープたちが一つ屋根の下で合宿することになるのだ。どういう施設だよ、コレ。

 主人公がみんなのための精液製造器になるのは予想できたけど、怜奈が効率的に精液を飲めるように「腿コキ」して水筒で保存する展開は、制作陣のマニア度の高さに感涙。これをプレイして以来、女子アスリートは性欲も強いはずと妄想が膨らんで止まない。次第にフィクションとノンフィクションの境界が曖昧になってきたョ!


■病みきったヒロインが可哀想すぎる助けてやりたい!

1位『雨音スイッチ』
作品ページ<http://www.swaneye.com/kokuchou/amane/>

【作品内容】
 主人公・水島慎二のクラスに転入してきた里中雨音は雨が好きというミステリアスな少女であった。しかし、真実の彼女は精神を患い、寂しさを埋めるべく、常にセックスを求める文字通りのメンヘラだった。そして彼女の存在は周囲の女たちの黒い心をも、えぐり出していく。

【推薦理由】
 同ブランド「黒鳥」の作品は、2011年の『肉欲接待プロデュース ~穴がブッ壊れるまで使ってやる~』以来のプレイだったが、あまりの展開に「もう、これ以上はまともにテキストを読めねえ!」と土下座したくなったし、モニターを叩き壊したくなってしまった。これまで、自分を非情な男だと思っていたオイラが、泣きたくなった本気タイトルである。

 メインヒロインの雨音は「雨が好き」というメンヘラ。心に異常な部分を抱え、ところ構わず主人公をセックスに誘ってくるのは、まだよい。メンヘラゆえに行動は常軌を逸していて、ほかの女のコと話しているだけで嫉妬を抱き、メールを無視すれば早朝からずぶ濡れになって家の前に土下座していたりするんだから、恐ろしい。でも、彼女がそうなったのも自分のせいではない過去の因縁ゆえ。物語では、そうした過去の因縁が複雑に絡み合い主人公の元カノ、上級生に下級生等々のヒロインたちが、雨音に凄惨なイジメを。まさかエロゲーをやっていてヒロインが「カエルを喰え」と強要されるシーンが出てくるとは思わないだろ……。もうね、あまりに展開が壮絶で、首絞めセックスシーン程度じゃ驚かなくなってくる。メンヘラの定番、向精神薬の過剰摂取で病院搬送なんて「ああ、そういうことあるよね」と遠い目に。しまいには、リスカどころかヒロイン同士で殺し合いも起こるし、メインヒロインがほかのヒロイン全員にボコられるなんて、可哀想すぎるだろ!

 でもね、全エンディングがバッドエンドというトンデモない設定ゆえに、悲惨しかない雨音を、単なるメンヘラと突き放すことができなくなっちゃうんだよな。「オイラがなんとか救ってやりたい」と、ほかのヒロインをブチ殺したい衝動も沸き上がってくるのを押さえながら「いや、一個ぐらいはトゥルーエンドがあるはずだ」と必死にプレイしてしまったよ。ホント、これじゃあ雨音の人生、悲惨すぎるじゃないか! 未プレイの人はやってみて、ぜひ一緒に「オレもそう思うョ」と共感してください。お願いします。


【年末年始にプレイすべき作品部門】
■このブランドにハズレなし。財布の許す限りまとめ買いだ
『逆王道』
作品ページ<http://www.turumiku.jp/gyaku/>

【推薦理由】
 つるみくの作品は欠かさずプレイしているオイラ。正確には前身のブランド・たっちーの時から、このブランドには驚かされるばかり。2009年にリリースされた『大阪CRISIS~姦楽街開発プロジェクト~』なんて主人公は大阪の街を裏から牛耳る地位の権力者という設定。今年は新作『逆王道』もリリースされたし、年明けには初のファンディスク『FESTIVAL』も控えていたり期待に胸が膨らんで止まない。完全新作の『逆王道』を何位に入れようかと悩んだので順位関係ナシに推薦することにした。というのも、つるみくブランドが初めての人には昨年末にリニューアル版がリリースされた『夢喰い』→『逆王道』の順で入ってもらったほうがブランドの特徴が一目瞭然だからである(もし、財布に余裕があるならば間に『大阪CRISIS』とか『姦淫特急』シリーズも一緒に)。

 容赦のないアヘ顔、定番のごとき乳首ピアスと特徴の多い、つるみくだが本作は特に「捨て身」感が強い。主人公は、傾いたエロゲー会社を建て直すのが任務なのだが、傾いたエロゲー会社とは、つるみくのこと。社長までもが本人出演するエロゲーを「捨て身」と呼ばずして、どう呼ぶのか。おまけに、主人公はコアマガジン(実名)の女編集者を犯して紹介ページを割かせる。美人の原画師とシナリオライターを監禁して仕事させ、合間にはスタッフの肉便器に。エロゲー制作って、ここまで身体を張らなきゃつくれないのか? すべてのクリエイター志望者にプレイしてほしい作品だね!
(文/昼間 たかし)

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