乱のデパート室町時代から新たな展開! 新書『観応の擾乱』に発売前から期待が高すぎて止まらないの画像1
 Amazon.co.jp『観応の擾乱 - 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い』商品ページより

 つ、ついに来た!!

 中公新書の7月の新刊として告知された、亀田俊和著『観応の擾乱 - 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い』。まだ、発売前であり誰も読んでいないというのに、早くも話題沸騰の注目の本となっているのだ。

 亀田氏はこれまでも『南朝の真実:忠臣という幻想』(吉川弘文館)や『高一族と南北朝内乱』(戎光祥出版)といった、歴史クラスタならば必ず読んでおくべき本を書いてきた歴史家である。そんな人物が手頃な価格の新書で「観応の擾乱」を論じるというのだから、注目されるのも当然である。

 中公新書は、昨年には呉座勇一著『応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱』を刊行。こちらは、硬派な本にも拘わらず現在37万部超えの大ヒット。また、平山優著『武田氏滅亡』(角川選書)も話題の本となっているなど、このところ歴史系の新書は良書が続々刊行され勢いづいてる。

 だが、今回歴史クラスタの熱狂する「観応の擾乱」。これを聞いて、多くの人は「そんなんあったっけ……?」と、ピンとこないはず。そう、南北朝時代の一大事件のはずなのに、教科書などではとにかく扱いが小さい。

 高校で日本史を選択していて、ようやくなんとなく覚えているレベル。手元にある小学館の『学習まんが 少年少女 日本の歴史』(初版)で確認したら3ページくらいで終わっている。一方、昨年から大人が読んでも面白いと話題になっている角川まんが学習シリーズ『日本の歴史』では、けっこうなページ数を割いて扱っている。

 そんな時代と共に扱いが大きくなった「観応の擾乱」は、いうならば肉親やかつては共に戦った者たちの愛憎劇である。室町幕府の成立と共に、二つに割れた朝廷のうち南朝は次第に劣勢になる。敵の弱体化と共に征夷大将軍・足利尊氏の周囲には新たな内紛が起こる。ながらく自分を支えてきた弟・足利直義と家臣・高師直との対立である。文の直義に対し武の師直。体制が安定に向かえば、それぞれに抱える手下の都合もあって対立は当然。

 結果、どちらにつくか、そして、どちらを切るかを決心せざるを得なくなる尊氏の苦悩。さらには、直義の養子になってた尊氏の庶子・直冬(ようは妾の子)の愛憎などが絡み合う……それら昼ドラのごとき泥沼が戦乱を引き起こしたというわけである。

 もっともこれも一面的な歴史観。果たして、亀田氏がどういう歴史観で論じているかも注目すべきポイントだ。もしも「観応の擾乱」がネットで話題になったので興味を持ったが、よく知らないという人は今から前述の角川まんが学習シリーズで予習をしておくべき。

 ちなみに、この本。湊川の戦いが1ページ+1コマで終わったり、新田義貞がわずか4コマで戦死したり、後村上天皇がなぜか悪人顔だったり歴史のとらえ方がとても新しいので、いろいろと「スゴイ」の一言である。作者は南朝に何か恨みでもあるのか……?

「応仁の乱」に続いて話題となりつつある「観応の擾乱」。だが、室町時代はまだまだ戦乱はいっぱいの「○○の乱」のデパート。次に来るのは「嘉吉の乱」か「享徳の乱」か、はたまた「天文法華の乱」なのか。大義もクソもない戦乱になぜ、みんなこんなに心を引かれるのだろう。
(文=昼間たかし)

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