12歳になったら出荷!? 孤児院で暮らす子供たちが目にした驚愕の事実! 脱獄ミステリー『約束のネバーランド』レビューの画像1
『約束のネバーランド(3)』(集英社)

 グレイス=フィールドハウスは孤児院で、実の親に捨てられた子供が集まる施設。「ママ」と呼び慕う女性は母親ではなく、ともに暮らす性格も年齢も肌の色もさまざまな38人の「兄弟」たちは、大事な家族だった。そんな牧歌的な雰囲気で始まる『約束のネバーランド』(原作:白井カイウ、作画:出水ぽすか/集英社)。美味しいごはんにふかふかのベッド、白ずくめの服に首には識別番号……それを主人公のエマは、良いことだと思っていた。しかし施設での暮らしは永遠ではない。12歳になるまでにはみんな里親を手配され、巣立っていく決まりだ。そしてエマももう11歳──。

 唯一彼らの目の色が変わる時間は、毎日のテスト。「将来のために」、「貴方たちのために」と、ママはこのテストを学校の代わりだと言っていた。この時ばかりは、どのキャラクターも普段の無邪気さからはかけ離れた描写がされるので、非常に緊張感が走る。そしてそのテストで常に満点を取っているのが、エマと同い年の大事な友だち、レイとノーマンだった。エマはテストは嫌いではない。よくできればママが褒めてくれるし、その後たくさん遊べるからだ。11歳といえども、まだまだ彼女は幼かった。

 そして兄弟の一人、コニーの旅立ちの日がやってくる。大事にしていたぬいぐるみを忘れていったことに気付いたエマは、ノーマンとともに届けに行くことにするが、そこで目にしたのはコニーの死体と恐るべし異形のモノたちだった。これまでは「外」にはたくさんの幸せが待っていると思っていたエマたち。しかし本当はこの孤児院は人肉の農場で、自分たちは出荷されるのを待つ弱い存在だったのだと気付く。その日から、孤児たち全員を連れて脱走する計画を練り始めるエマたちだったが……3人の中に裏切り者がいた――!?

 それでも着々と脱走の計画を進めていくが、新しい監視者としてシスター・クローネが送り込まれてきた。主にエマとノーマン、レイの3人に目をつけ、自分の手柄を上げてママ・イザベラを蹴落とそうとする野望を持っていたシスターは、ある日3人を招いてとある提案をする。それはお互いに良いことのように思えたが……? しかし抜群に頭の良いノーマンは、この機会を利用しようと決める。一見手を組んだように見せかけて出し抜こうというのは、シスター側も同じ考えだったが、お互いを利用しない手はないのだった。

 そしてようやくママの弱点を掴んだと思われたシスターだったのだが、やはりママの方が格上だった。「グランマ」と呼ばれる上層部の人間にイザベラの秘密を告発しても、取り合ってもらえなかったのだ。完全にグルだったのか……絶望しながらも、ただでは死なないと決めたシスターは、不本意ながらも子供たちに最後の秘密を託す。“気付いて、この世界を壊せ!” そう願いながら息絶えるシスター……。

 さまざまな方法で脱獄を考え、下準備や下見をし、ママを騙そうとする子供たち。まるで頭脳戦の鬼ごっこのようだ。常にハラハラさせられる上に、見せ方がうまいので読者までも騙されてしまうこともある。個性的なキャラクターと巧妙に練られた構成、息もつかせぬ退屈しない展開に、夢中になってしまうことだろう。これはもう、彼女たちの脱獄を最後まで見守るしかない。そしてその先には一体何があるのだろうか?
(文/桜木尚矢)

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