「ジャンプ」でまたサッカーマンガ打ち切り! 『LIGHT WING』『少年疾駆』……サッカーマンガの歴史を振り返る!の画像1
「週刊少年ジャンプ」公式サイトより。

 2月27日に発売された「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2017年13号で、サッカーマンガ『オレゴラッソ』(作:馬上鷹将)が最終回を迎えた。わずか12話、最終話直前に物語が7年後に飛んだ末での連載終了となったため、どう見ても打ち切りのように思えてしまう。“やはり”「ジャンプ」におけるサッカーマンガは鬼門のようだ。

「ジャンプ」のサッカーマンガと言えば、世界的に大ヒットした『キャプテン翼』(作:高橋陽一)があるのだが、それが偉大過ぎてか、その後のサッカーマンガが短命で終わりがち。

 最近の例を挙げていくと、02年連載スタートの『NUMBER10』(作:キユ)が10話で打ち切り。08年連載スタートの『マイスター』(作:加地君也)が10話で打ち切り。10年連載スタートの『少年疾駆』(作:附田祐斗)が15話。同じく10年連載スタートの『LIGHT WING』(作:神海英雄)が21話。11年連載スタートの『DOIS SOL』(作:村瀬克俊)が17話。そして14年連載スタートの『TOKYO WONDER BOYS』(原作:下山健人、漫画:伊達恒大)が10話で連載終了を迎えている。

 比較的長く連載が続いた作品として91~92年にかけて連載されたにわのまことの『超機動暴発蹴球野郎 リベロの武田』といった作品や、98年から02年にかけて全216話が連載された『ホイッスル!』(作:樋口大輔)といったヒット作もあるが、打率はかなり低めといえるだろう。

『LIGHT WING』の神海英雄はその後、吹奏楽をテーマにしたマンガ『SOUL CATCHER(S)』を「ジャンプ」で連載開始し、その後掲載誌を変えながら全89話を連載。『少年疾駆』の附田祐斗は現在好評連載中の料理マンガ『食戟のソーマ』で原作を担当するなど活躍しているので、「ジャンプ」でサッカーマンガを描いたマンガ家たちのスキルが低かったというわけでもない。

「ジャンプ」におけるサッカーマンガの敗北の数々はもはやネット上でネタ化しており、今回の『オレゴラッソ』打ち切りに対しても「ホント長続きしねえなwww」「ジャンプでサッカー漫画は悲しくなるからもうやめて」「まーたつきぬけてしまったか」といった声が。

 しかし、バスケマンガ界では『SLAM DUNK』(作:井上雄彦)という超偉大な作品と比べられながらも、『黒子のバスケ』(作:藤巻忠俊)が大成功を収めることができたため、いつか大ヒットするサッカーマンガが出る可能性は十分にある。

 サッカーは現実世界では世界的にもトップクラスの人気スポーツであるため、「ジャンプ」は何度打ち切りをだそうとも、ヒットした時の旨味を考えると、これからもサッカーマンガを量産し続けるだろう。メッシ、ジダン、ネイマール、ロナウジーニョ、インザーギ、フェルナンド・トーレス、デル・ピエロ、ハメス・ロドリゲスなど、世界最強プレイヤーたちに愛された『キャプテン翼』の跡を次ぐマンガはいつ誕生するのだろうか。

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