映画のトラウマは通過儀礼……「あるある」マンガに進化したアサイ『木根さんの1人でキネマ』の画像1
『木根さんの1人でキネマ(3)』(白泉社)

 出落ち感もありながら、いよいよ3巻も発売となった、アサイ『木根さんの1人でキネマ』(白泉社)。

 この作品の優れた点は、まず勢いです。そもそも、タイトルに反して、まったく1人で映画を観ていません。いや、1人で鑑賞していることもあるけれど、それをテーマに周囲の登場人物と語り合うことで作品が成立している
わけです。

 まあ、ガチで主人公が映画に対して1人でボケたりツッコミを入れたりしていたら、作品として継続していくのは、かなり困難になりそうな気もします。

 というわけで、今回も、第1巻以来同居している佐藤さんやらなにやらと論争を繰り広げながら、物語は展開していきます。

 今回の論争で、まず注目したいのは、預かった姪に『ジョーズ』を見せてよいか否かを論争する回です。これ、まず面白さを知るには『ジョーズ』を見ていることが前提です。

 この映画、かつてはテレビで年に一度くらいのペースでやっていた感があるのですが、最近はとんと見なくなりました。なので、面白さが読者に伝わるかどうか危険な賭をしているような気もします。いや、むしろ『ジョーズ』を見ていないような人は、このマンガを読まないかも……。

 ここで論争のテーマとなるのは、小さな子どもに『ジョーズ』なんて、トラウマになるんじゃないか。まだ早いんじゃないかという問題です。

 確かに、この映画は子どもが観たら怖いかもしれません。最初のほうで、子どもがサメに食われて死んじゃいます。おまけに、いよいよ主人公たちがサメと戦うクライマックスで、漁師役のロバート・ショウは大変なことに。いやあ、ドイツ軍の要塞も爆破したロバート・ショウもサメには敵わないのか(注:『ナヴァロンの嵐』も○○洋画劇場の定番だった時代が)。

 さて、周囲の「『ジョーズ』は子どもにはまだ早い」説に対して、木根さんは「通過儀礼」として反論します。

 木根さんは例えます。『マタンゴ』を見てキノコ恐怖症。船は沈む、飛行機は落ちる。デスウィッシュシリーズを見て、アメリカ=治安の悪い国イメージを刷り込まれる……。

 そうですよねえ、筆者も『ダイ・ハード2』を見た後は、空港に行くたびに、ここもテロリストに占拠されてパニックになるんじゃあないかとか思ったもの。最近は『メーデー!:航空機事故の真実と真相』のおかげで、乗るたびに「機長はベテラン」とか脳内ナレーションして、飛び立つ時は「V1……ローテート」とか呟いてますけど。

 ひとまず「映画あるあるマンガ」へと進化を遂げた本作ですが、やはり気になったのはオビにも記さている「エヴァ回」です。この回、新劇じゃなく旧作のほうについて、作者の魂の叫びとしか思えない言葉が、木根さんを通して綴られます。そして、『Q』の後に待っていたのが、ゴジラだったことの「もう、どうでもいいよ」感も。

 まあ、日本どころか世界で数多の人が人生の20年あまりを『エヴァ』に左右されているわけじゃあないですか。

 ほんと、世間の人はみんな、『エヴァ』に対して、どのような感情を抱いているのか、よくわかりました。今後の展開にも期待です。
(文=大居候)

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