ネットでよく見るエロ・グロ漫画広告が末期症状に!? 「男塾」「キャプ翼」までもグロ漫画風に仕上げてしまうの画像1
集英社コミック文庫『封神演義』公式ページより

 ネットサーフィンをしていると、よく見かけるバナー広告。現在、ネット上の一部ではその「マンガのバナー広告」について話題になっているようだ。

 おそらくネットユーザーなら誰もが見たことがあると思われるマンガのバナー広告。限られたスペース内で強烈なインパクトを残すためか、作中の過激なコマを使用したバナーが多い。

 特にエログロ、ホラー系にバナーを仕立てあげるのが特徴的で、元のマンガのコンセプトがそういったテーマを取り扱った作品であればインパクトは強い。「胸糞悪い広告ばっかで吐き気がする」「数コマで鬱な気分になるからやめてほしい」といった意見もあるが、「正直かなり中身が気になる作品が多い」「まんまとつられて買ったことがある、中身はまぁそれなりだった」「エロ系はぶっちゃけ検索するよな!?」という声もあり、効果はそれなりに出ているかもしれない。

 ただ、最近のネット上では、エログロ、ホラーを売りとしてないマンガまで、過激なバナーが作られているのではと話題になっているのだ。

 たとえば『封神演義』(作:藤崎竜/集英社)。「週刊少年ジャンプ」(集英社)に約4年間連載され、アニメ化もされた人気バトルファンタジー少年マンガなのだが、広告作成者は何を思ったのか、同作のバナーを制作する時に使用したのが「妲己が人間の内臓を食べている」コマだった。健全な少年マンガなのに、これを見た人は『封神演義』をグロ系のマンガだと勘違いしてしまいそう。

 続いては“漢”のマンガ『魁!!男塾』(作:宮下あきら/集英社)。こちらも「週刊少年ジャンプ」に長らく連載され、熱いバトルとギャグが当時の少年たちを興奮させた王道の少年マンガだ。しかし同作もバナー広告では、逆さまに気をつけをした人の頭が地面に埋まっている、通称“人柱”が描かれたコマが使われた。このシーンだけ切り取られると、漢のマンガ『魁!!男塾』もグロホラー系のマンガに早変わりだ。

 最後は説明不要の世界的少年マンガ『キャプテン翼』(作:高橋陽一/集英社)。こちらは相手のシュートを顔面ブロックして顔に傷を負った主人公・大空翼が「ボールはともだち こわくないよ」と名台詞を言うコマが使われているが、顔にボールが直撃している痛々しいコマと、顔が半分潰れているコマに加え、名台詞のフォントをおどろおどろしくしているために、狂気に満ち溢れた仕上がりになっている。ここまでくるともはやギャグだ。次は一体どんな名作少年マンガがグロマンガ風に仕上げられるのか。もとのコミックファンとしてはやや複雑だろうが、少しの楽しみでもある。

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