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NHK『クローズアップ現代+』公式サイトより。

 日本中で社会現象を巻き起こしている『君の名は。』。観客動員数は1,498万人を超え、興行収入は194億円を突破し、宮崎駿監督のアニメ映画『もののけ姫』(97年)の193億円を抜いて邦画歴代興行収入3位に入るなど、異例のヒットを続けている。200億円超えも確実だろう。

 しかし、この状況に、『そして父になる』(13年)や『海街diary』(15年)など数々のヒット作を手掛ける是枝裕和監督は、「現代プレミアム」のインタビューで、「良くも悪くも、日本映画は国内のマーケットだけで投資を回収できる可能性があるため、企画が国内で受けるものに特化してくる」と日本映画界へ危機感を顕わにしている。さらに、「『君の名は。』は、当たる要素がてんこ盛り。これ限らず、女子高生とタイムスリップという題材からはそろそろ離れないといけない」と苦言を呈し、ネット上で話題になっている。

 そんな中、28日に放送された『クローズアップ現代+』(NHK)では、『君の名は。』を特集。驚異の大ヒットを続けている理由について、関係者へのインタビューやデータ分析、さらには独自の試写会を開いて、5つの仮説を立てながら検証した。

 日本人の8人に1人が劇場に足を運んだ計算になるという同作。新海誠監督は、10代・20代の人に見て欲しくて作ったというが、公開から1カ月が過ぎると、親世代からの口コミが増えるようになったとか。映画の鑑賞者の年代別構成比を見ても、公開1週間後は、10代20代が7割を占めていたものは、公開から14週が経った現在は、30代以上の中高年が49.3%とおよそ半数を占めている。

 若者向けに作られたこの映画がなぜ、中高年の心を捉えたのか。番組では、その理由として背景などの「リアルさ」、宮崎駿監督に認められ、『千と千尋の神隠し』も手掛けた安藤雅司氏という「作画監督」、総カット数はおよそ1,650、1カット平均3.9秒という視聴者の注意をひきつける「スピード感」、“夢の中で出会う”“男女が入れ替わる”といった「日本伝統のモチーフ」といったキーワードを挙げつつも、「映画のヒットにはまだ何か理由があるのでは?」と、映画を観ていない男女53人を招いて独自の試写会を開催。

 上映後のインタビューによれば、53人中36人が、過去に自分が経験した出会いや別れを思い出したという。そのキッカケとなったキーワードが「結び」という言葉。映画では、2人の主人公・瀧と三葉を結びつけるものとして“組紐”が登場するが、これが運命の赤い糸を連想させ、過去の出会いの記憶を呼び覚まし、視聴者の心を揺さぶったのではと、映画のヒットの理由を導き出した。

君の名は。(通常盤)

君の名は。(通常盤)

RADの楽曲も映画のヒットの要因に

『海街』是枝裕和監督が「当たる要素がてんこ盛り」と批判した『君の名は。』、大ヒットのキーワードは「結び」!?のページです。おたぽるは、その他映画NHKクローズアップ現代+マーティ・フリードマン君の名は。新海誠是枝裕和海街diaryの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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