『げんしけん』最終巻  どうあがいても絶望しか感じない暗黒のラスト……オタクの青春の終焉を描くの画像1
『げんしけん 二代目の十二(21)<完> 』(講談社)

 ついに『げんしけん』(作:木尾士目)最終巻が発売されてしまった。2002年の連載開始から、中断を挟みつつ14年あまり。気がつけば、けっこうな長期連載になっていた。個人的な体験だが最初に、この作品を知ったのは新宿署の待合室。

 某政治運動で逮捕された仲間に面会するため、山口貴士弁護士を呼び出して待っていたら、早稲田大学の活動家だったYクンが「この新連載が、面白いんですよ~」とおもむろに「アフタヌーン」(講談社)を取り出したのである。「これは、すげえマンガだ!」と、みんなで回し読みをしながら盛り上がっていたら、警察官が「弁護士は、まだこないんですか!」と。

 きっと多くの読者も同じだと思うが、二代目となり、途中「さっさと結論をつけろよ」とイライラしながらも読み続けた理由、ただ斑目ハーレムの決着を見たかったからである。

 もう、メインヒロインの座が波戸クンにあると思っていた。この2人の関係は事情を知らない人からみたら「もう、ヤッてるんだろうな」としか思えない濃密なものであった。いかに経験のない斑目であろうとも、幾たびもあった「ヤレる流れ」に乗らなかった姿に、コイツはインポなんじゃあないかと思うこともたびたびである。もはや、現実世界でもジェンダーが越境している昨今。波戸クンの性別など、何も障害にはなっていなかったのだから。むしろ、女装男子であるところの波戸クンは『To Heart』におけるマルチ的な魅力に満ちあふれていたのである。

 しかし、マルチ的要素を持ちながらも、波戸クンは、あまりにもメインヒロイン然としすぎていた。『ときめきメモリアル』における藤崎詩織、『同級生2』における鳴沢唯のごとき献身は「ヤレる流れ」を押しとどめる障害になってしまったのであろう。

 何しろ、斑目ハーレムの外縁部にはメインヒロインの攻略を後回しにしようと考えてしまうだけの魅力を持つヒロインがいた。それが、春日部咲である。この攻略不可のヒロインをなんとかしようという無謀な挑戦と挫折が、斑目ハーレムの決着がつかない要因であったことは、最終巻になって、ようやく明らかにされた。

 この真のメインヒロインともいえる咲。彼女は、いわば『バーチャコール3』におけるウィンディである。『げんしけん』の展開に一喜一憂している世代であれば、思い出すだろう「まさか、このヒロインが攻略不可のはずがない!」と幾度もチャート図を精査し、攻略できないことがわかっても、それでも諦めきれずに、どうしようもない気持ちを抱えた時のことを……。

 そして、このデウス・エクス・マキナによって斑目ハーレムの混乱は収束を迎える。咲の託宣は「明確な断る理由を持っていないから」という一点でスーを選べというものであった。

 読者は「それでいいのか?」と思ったであろう。でも、登場人物たちは止めない。なぜから、いい加減に誰かと付き合ってもらう以外に混乱を収束させる落としどころはなかったからだ。もしも、このまま誰とも付き合わずに斑目ハーレムが解散したとして、どうなるか。フラれた女子の側も斑目も10年、20年の単位で、怨み言を述べることになっただろう。人生に黒歴史を抱えたくないという一点で、衆目は一致していた。

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