連日熱戦が報じられているリオデジャネイロ五輪だが、選手の技術と実力が極限状態で競われる一方、各報道陣も力量が大いに試されている。その熾烈を極める報道合戦の現場に、今の時代ならではの強力な助太刀が現れている――それは人工知能だ。

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「recode」より。

■“ロボット記者”がリオ五輪報道で活躍

 アメリカの歴史ある全国紙、ワシントン・ポストはリオ五輪の報道の現場に、自社で開発した“ロボット記者”「Heliograf」を実戦投入している。いよいよ報道の世界でもロボットが活躍する時代になったのだ。

 現在、ワシントン・ポスト所属“ロボット記者”の仕事ぶりが直接確認できるのが、同紙のリオ五輪用のTwitterアカウントPost Olympicsだ。ここでツイートされているリオ五輪情報は、基本的に同社のロボット記者が執筆しているという。各競技の試合結果を報じたり、各国の獲得メダル数の集計を随時途中報告したりと、各種の最新データを反映させた“短信”をロボット記者が次々と書き上げて投稿している。

 遂に報道現場にも進出してきた人工知能に、現役の新聞記者たちもうかうかしていられないのか……。とはいっても、このロボット記者が一面トップを飾る記事をしたためるには、もう少し“記者見習い”の期間が必要であるようだ。

「私たちは人工知能に記者の代役をさせたいわけではありません。我々はもっと記者を自由に活動させたいのです」と、情報サイト「recode」の記事で語っているのは、同紙データサイエンス部門の責任者であるジェレミー・ギルバート氏だ。つまり、今いる記者に、単純な“短信”を執筆させる負担を減らし、もっと趣向を凝らした興味深い記事の執筆に専念してもらうためにロボットを起用したということだ。

 現在、このロボット記者である「Heliograf」はエンジニアが3人で管理にあたっている。さらに数名の生産アナリストとニュースルームスタッフが非常勤で管理に関わっているという。そしてこのリオ五輪の後、「Heliograf」は終盤を迎える米大統領選の報道に本格的に投入されるとのこと。

 今日において、人間の記者とロボット記者の共同作業はあまり行なわれていないが、ギルバート氏によれば人間の記者が書いた文章にロボット記者がデータ面での捕捉を行なうなど、記事制作を補助する役割が期待されているという。そして、紙面作りにロボットが加わっていることを読者に気づかれないことも目標のひとつであるという。

マリオ

マリオ

日本もなかなかのメダルラッシュだから取り入れるべき

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