来たる8月11日(木)から、アリスインプロジェクトの舞台『アリスインデッドリースクール パラドックス』が上演される。それに先立って、7月31日、東京・池袋にて公演記者発表会が行われた。

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出演者集合写真。

『アリスインデッドリースクール』といえば、2010年のアリスインプロジェクト旗揚げ公演作品にして“再演希望NO.1”の舞台。13年の再演に続き、昨年3月に大阪と名古屋、今年5月には札幌でも上演され、大好評を博した。その都度、変化を見せる本作が今年は世界観を広げ、新たなる選択肢『アリスインデッドリースクール パラドックス』として登場することとなった。

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 演出に、昨年の『アリスインデッドリースクール ビヨンド』の演出が大絶賛された、扇田賢氏(Bobjack theater)を再び迎え、“少女たちの生と死、そして夢”を描く今作。扇田氏は、今作でも演出を手掛けることに、「もう一度やることによって、新たに見えてくるものがあるのではないかと思った」と語る。上がってきた脚本を見ると、「全然違う作品」になっていることに驚いたそうで、「形を変えた要素をどのように見せていくかを考えながら、みんなと試行錯誤している」と明かした。

 脚本の麻草郁氏は「まさか6年も続くとは思いもしなかった」と、驚く一方で「10年後、20年後のマイルストーンとなる作品に成長してほしい」とも語った。それだけ深く、観る者すべてに共感を持って受け入れられる作品となっているということだろう。前回とまず違う点については、登場人物が「2人増えたこと」らしく、今回新たに、七里壱香(ななさといちか)と八方百合(はちかたゆり)が初登場。どちらも苗字に数字が入っているのは、何かを示しているのだろうか。この役名は麻草氏いわく、アリスインプロジェクトの舞台『アリスインクロノパラドックス』の登場人物と同姓だというが、同一人物ではないらしい。

 また、主人公である墨尾優と百村信子の状況もかなり変わっていて、今まで見て来た人にとっては、「だいぶショッキング」に感じられて、初見のファンは、「ドラマチックに物語を受け入れてもらえるのではないか」という。また、2人の漫才のパートについては、「すざまじくパワーアップしている」そう。キャスティング前に脚本が上がっていたものの、あて書きだったんじゃないかと思うほど、ピッタリとはまる配役になったそうだ。

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シングルキャスト。後列左から、岸田麻佑、持田千妃来、伊藤麻希、橋本瑠果、武井紗聖、岩田陽葵、吉永明日香、加藤智子。前列左から、花梨、坂井古都、若松愛里、民本しょうこ、福井有紗。

 そのキャスティングについては、扇田氏いわく「この役だったら、この子というものがあるものの、物語は全体のバランスで決まるので、かなり悩んでこの配置にして、結果正解だった」そう。『ビヨンド』と唯一同じ役を演じる民本しょうこについては、「物語のテーマとして、彼女だけ同じ役をやっているのはアリなのかなと思っている」と、意味深な発言をしていた。

 また、扇田氏は、「麻草さんがいるから言うわけではないんですけど、すごく面白い脚本だと思うんです。この年代の子たちが演じるにはベストじゃないかなと思う要素がいっぱい詰まっているんです。今回フレッシュな面々も多いのですが、すごく成長しているのが分かる、そういうところが楽しみです。いろんな事件にあって、惑わされる子がいたり、それでも信を貫く子がいたり、それをしっかり演じていけるところを、それぞれの役に上手くスポットライトが当たるようにと、それだけは気にして作っています」と語っていた。

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主演・墨尾優役の橋本瑠果。

 橋本瑠果がアリスインプロジェクトの舞台で主演を務めるのは、これで3度目。15年5月の『ラストホリディ2015〜終わらない歌〜』、今年2月の『陰陽よろず屋 開業中!』、そして今回の『アリスインデッドリースクール パラドックス』だ。今年は3月に上演された舞台版『てーきゅう〜先輩とめぐりあう時間たち〜』ディレクターズカットでも、4月のホットポットクッキング旗揚げ公演『失神タイムスリドル』でも主演。まさに、飛ぶ鳥を落とす勢いの彼女。本作の上演開始間近の8月6日には、高橋胡桃、玉川来夢、橋本楓と共に組んだユニット・ビターチョコレートとして、「TOKYO IDOL FESTIVAL 2016」にも出演することが決まっている。
 
 演出の扇田氏については、何度も舞台で関わってきているが、今回も座長をつとめられることについて素直に喜びを表していた。「初めて扇田さんの作品に出させていただいた時は身長差がすごくあったのに、今同じくらいなんです」、「共通点があり過ぎて、来世は扇田さん……」と言いかけたところで、扇田氏をはじめ、会場が大きな笑いに包まれた。それでもなお「似てるんですよ、体型とか」と似ているアピールを止めなかった。役については、漫才コンビでの「ボケ役が初めてなので、頑張りたいと思います」と語っていた。ちなみに、「普段ボケとツッコミどっちですかね?」という逆質問があったのだが、記者から「ボケです」と速答されて驚きの表情を見せていた。

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百村信子役の武井紗聖。

 武井紗聖は「私は、舞台経験もあまりなく、苦戦することもたくさんあると思いますが、百村信子になりきれるように頑張ります。よろしくお願いします!」と意気込みを語った。武井は、avex初のアイドル専門レーベル「iDOL Street」のストリート生「トーキョー夢ぴよ組」のメンバーで、15歳の中学生。そのフレッシュさを見るのも楽しみのひとつだ。ユニット漫才コンビを組む墨尾役の橋本と、舞台上でどんな掛け合いが見られるだろう。ちなみに、墨尾が「ボケ」で百村が「ツッコミ」という役回りなのだが、実際はどちらがボケとツッコミなのか興味が沸くところだ。
 
 記者からは、「重要な役ですよ」とプレッシャーをかけられていたが、扇田氏に「今回、稽古が少ない中で、彼女はどんどん上手くなってきている。稽古初日からは別人になっている」と評価されていた。「この舞台の中で一番難しい役が信子なんですよ。彼女がどこまで成長してくれるかによって、この作品のクオリティが決まってくるので、がんばりましょうね」との扇田氏の言葉には、素直に「頑張ります!」と答えていた。

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橙沼霧子役の岩田陽葵。

 橙沼霧子役の岩田陽葵は、昨年6月の『魔銃ドナー』から、アリスインプロジェクトの舞台に出演するようになったが、強く記憶に残っているのが昨年末に上演された『ハイスクールミレニアム2015』での真剣勢見香織(しんけんぜみかおり)役。かなりぶっ飛んだ性格の女子高校生の役だったが、岩田本人の性格とは真逆ともいえる“チャレンジ”な役だった。そして今回の橙沼霧子も、本人いわく「空気の読めない」女の子。ゾンビに襲われる恐怖を感じながらも、自らの夢であるドキュメンタリー監督になるために、危機的な状況をカメラに押さえ続ける、という映画研究会に属する高校生の役。ただ、その空気を読まない性格が、恐怖に包まれる仲間たちを、明るくする役割も担うという面もあるそうだ。

 岩田陽葵は、精力的に舞台に立つ一方で、映像作品にも出演している。今秋公開予定の映画『さざ波ラプソディー』では、「いままで演じた役の中でも特にキャラクターの濃い役」を演じたそうだ。また、7月にクランクアップしたばかりの映画『くらわんか』は、来年の夏に公開される予定だ。

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七里壱香(ななさといちか)役の伊藤麻希。

 自分の出番が来た途端、「初めまして! よろしくお願いしまーす!」と勢いよく飛び出して来たのが、七里壱香役の伊藤麻希。前に出過ぎて記者に「下がってください」と言われていたのが彼女らしいところ。個性の強いメンバーの揃うアイドルグループ・LinQの中でも、ひときわ異彩を放つ存在と言っていいだろう。「メッチャ私的なことなんですが、風邪をほったらかしていたら、ついに昨日鼻炎になってしまいました。鼻がズルズルいうんですけど、がんばって本番までには、ちゃんと治して、完全な鼻の状態で挑みたいと思っています。よろしくお願いします!」と言ったところで、なぜか記者から「顔がデカい」という一言。これは彼女自身が時折自虐ネタとして口にしていることなのだが、「今日はダメなんです!」と女優・伊藤真希に徹するつもりだった様子。

 伊藤麻希は、7月に東京女子プロレスでデビューするべく本格的にプロレスに挑戦すると宣言して、周囲を驚かせたが、これまでもDDTプロレスの高木三四郎にリング上で頭突きをくらわすなど、すでに“武闘派アイドル”として活躍中(注:異論は受け付けておりません)。今回の舞台では、ゾンビの額が割れるシーンを期待したいところ。

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辻井水貴役の永吉明日香。

 以前の公演を観た方ならご存知かと思うが、この辻井水貴役の難しさはなかなかのもので、簡単に言えば「ツンデレ」なのだが、複雑な感情表現が求められる役柄だといえる。永吉は「毎回悩みながら稽古に挑んでいる」とのこと。「再演ということで、お客様からのイメージというものは、あるかと思うのですが、このメンバーにしか出せないキャラをだして、今回は新鮮な『アリスインデッドリースクール』にしたい」と話すと、ほかのキャストたちも大きく頷いていた。

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青池和磨役の持田千妃来。舞台『時空警察クロノゲイザー』では、複数の敵と戦う殺陣も見事だった。

 青池和磨役の持田千妃来は、昨年の『アリスインデッドリースクール ビヨンド』では、辻井水貴役を演じていた。辻井は制服をオリジナルでゴスロリ風にアレンジしていたり、他人を寄せ付けない雰囲気を持った特殊な生徒の役だったが、今回、持田が演じるのは生徒会長役。ほぼ真逆なイメージの役ながら、彼女の役者としてのポテンシャルの高さは、これまでの舞台で証明済み。安心して観ることができそうだ。かつての自分の役を今回は永吉明日香が演じることになるが、それについては「不思議な感じです。水貴がすごく口悪いことを言うシーンを見ていて、『ホントに嫌な人!』と思いました」とキャストの笑いをさそっていた。

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堂本千十合(どうもとちずえ)役の若松愛里。

 堂本千十合役の若松愛里もまた、百村信子役の武井紗聖と同じ「トーキョー夢ぴよ組」のメンバーだ。「iDOL Street」のメンバーは、いわゆるアイドルグループでありつつ、演技レッスンを積極的に受けるなど、“歌って踊れる”にプラスして“演じる”ことの出来る人材の育成に余念がない。アリスインプロジェクトの名作『時空警察ヴェッカーχ ノエルサンドレ』に主演した宮崎理奈(SUPER☆GiRLS)や、舞台『クジラの子らは砂上に歌う』で好演した前島亜美(同)、舞台版『惡の華』の森岡悠(GEM)など、若くして傑出した存在も。若松も、通し稽古の際にダメ出しが少なかったため、ほかに修正すべき点がないか、演出の扇田氏にわざわざ聞きにいったというエピソードもあり、早くも役者魂に火が点いているようにも感じられた。会見では「すごく緊張しているんですけど、堂本千十合=若松愛里として皆さんの記憶に残れるよう、精いっぱい頑張ります」と語っていた。本番で、どんな演技が見られるのか楽しみだ。

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村崎静香を演じる花梨。

 アリスインアリスからは、花梨が出演する。前回の『アリスインデッドリースクール ビヨンド』では、マンガ研究会の志倉夏樹を演じていたが、今回は生徒会役員の村崎静香役。氷鏡庵役の民本しょうこ、青池和磨役の持田千妃来らとともに『ビヨンド』を経験した先輩として、舞台を引っ張る役割が求められるのかも知れない。花梨は、コンスタントにアリスインプロジェクトの舞台に出演していて、アリスの特徴とも言える女性キャストのみで構成される座組を一番理解している立場にある。

 7月公演の『時空警察クロノゲイザー』の記者発表会でも、記者からの指名で発言の機会を得たのにも関わらず、初舞台のキャストに話を振るなど、後輩想いの優しさが所々に見られる。本作の稽古場でも、彼女の包容力が活きる場面があるのではなかろうか。

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ゲスト出演、自衛隊士官・竹内珠子役の加藤智子。出演は19日と21日。市民を守るために危険に立ち向かう。彼女のシーンは感動的で、泣くこと必至なので、ハンカチをお忘れなく!

 そんな今作だが、日替わりゲストにも注目したい。『ビヨンド』でも同じ竹内珠子役を演じた遠藤瑠香、伊藤麻希の「後見人」ともいえるLinQの岸田麻佑、『アリスインデッドリースクールオルタナティブ』をはじめ数々の舞台に出演経験のある山川ひろみ、そしてアリスインプロジェクトの舞台には絶対欠かせない優しいお姉さん、加藤智子と層々たる顔ぶれが並ぶ。今回は、14~16公演(20日についてはスケジュール調整中)という公演期間中、一回と言わず繰り返し観る楽しみもありそうだ。
(写真・文/矢口 明)

■アリスインプロジェクト2016年8月公演『アリスインデッドリースクール パラドックス』
【公演日程】2016年8月11日(木・祝)~ 21日(日)
※全14~16公演予定 (8/18休演日)
【会場】池袋・シアターKASSAI
【チケット】
S席5800円(最前A列/ひな壇最前D列・指定席)※SOLD OUT
A席4800円(S席列以外・自由席)
・チケット購入はConfetti(http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=35121&)、こりっちにて受付中
【公式サイト】http://alicein.info/
【キャスト】橋本瑠果、武井紗聖、岩田陽葵、伊藤麻希、永吉明日香、雛形羽衣、持田千妃来、坂井古都、若松愛里、花梨、福井有彩、民本しょうこ ほか ※日替わりゲストあり
【スタッフ】
演出:扇田 賢(LinkIconBobjack theater)
脚本:麻草 郁
音楽監督:神津 裕之
企画:鈴木 正博
プロデューサー:美濃部 慶
制作統括:青柳 一夫
制作:アリスインプロジェクト
製作:舞台「アリスインデッドリースクールPARADOX」実行委員会
協力:オフィスAdaD・ MAGMA・STUDIOKz

橋本瑠果と武井紗聖の掛け合いに注目したい『アリスインデッドリースクール パラドックス』記者発表会レポのページです。おたぽるは、その他アイドルアイドル&声優演劇LinQTOKYO IDOL FESTIVALアリスインプロジェクトの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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