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『ヒメの惰飯』(角川書店)

 登場人物がクソすぎて、食べ物がまったく印象に残らない……ワザとか?

 二階堂幸『ヒメの惰飯』(角川書店)は、そんな特殊すぎる「お食事系マンガ」である。

 物語のヒロイン・姫川さんは、デザイン会社に勤務するアラサー社員。かつては、オタサーの姫として輝いていた時代もある姫川さんだが、今はアラサー。それも、彼氏なし・お金なしで完全に過去の栄光しかない悲惨な境遇にある。

 おまけに会社の同僚は、でっかい眼鏡をかけてる意識高い系なサブカルクソ女。どれくら意識が高いかというと、自己啓発セミナーに出かけたり、有名人と写真とってSNSに自慢げにアップ。コーヒーは缶コーヒーだけじゃなくサードウェーブとかなんとか……。

 そんな同僚がいる環境に元・オタサーの姫がなじめるわけがありません。だって、姫だった頃は自分は一歩も動かなくても、オタクどもがいろいろと貢いだり、手足のように動いてくれたのだから。

 というわけで、姫川さんは毎日がストレスマックス。疲れて家に帰れば、金もないのでテキトーなメシを食べて寝るのが最高の幸せなのである。

 そのメシの内容が、とにかく酷い。第一話で食すのは「プレーン」のインスタントラーメン。いや「プレーン」って書けば、なんか誤魔化した気になってるけど、単に具もなんにもないインスタントラーメン。姫川さんはそれを鍋のまま食し、挙げ句の果てに、チンしたご飯を投入して幸せを感じるのだ。

 キャラ造形は、眼鏡・ツインテ・巨乳な姫川さんですが、単なる汚いデブまっしぐらとしか思えない!

 とにかく、各話ごとに姫川さんは、テキトーすぎるメシで幸せを感じてくれる。安い牛肉で適当な牛丼風卵かけご飯をつくるのは、まだマシなほう。誘われてパスタランチに行けば量の少なさに不満を感じ、家に帰ってからテキトーな味付けのパスタをガツガツと食す。とにかく質よりも量が、姫川さんの食のテーマなのである。

 そんなトンデモない「惰飯」を見せてれる本作。絵柄は今風で可愛い。可愛いがゆえに妙な快感が募って、楽しく読めるのである。なにせ、姫川さんはの過去の栄光を忘れられないのかSNSで過去の下僕を検索したりまでしているんだから。この、過ぎ去った過去を忘れることができず「まだ、イケてる」と必死に思い込もうとしている姿が、ザマぁ……って感動を与えてくれるのだ。

 やっぱり、世間の半分くらいの人が「オタサーの姫」と聞いたときに思い描くのは、姫が堕ちていく姿だろう。それも、凌辱込みであれば感動も高まるはず。本作は、ほんわかした絵柄で、ゆるい話に見せかけつつも、実はとんでもない凌辱系なのだと思った。
(文=ピーラー・ホラ)

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