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『おかえり、ただいま、また明日(1)』(少年画報社)

「失楽天」(ワニマガジン)などでも活躍している、桃月すず氏の初単行本は、悶絶することのできる一般作です。その単行本『おかえり、ただいま、また明日』(少年画報社)は、表紙からして、グッときます。単にゆるふわなだけじゃない、どことなく懐かしい雰囲気を感じさせる表紙イラスト。そんな雰囲気のままに、本編は描かれていくのです。

 物語の主人公・翔太が引っ越して来たのは、昭和なテイストのアパート。専門学校を卒業はしたけど、就職活動に失敗した彼は、これまた昭和風味で雰囲気のよさげな喫茶店でアルバイトしながら暮らしているのであります。

 そんな彼が出会ったのは、隣人の菜々子さん。

 いきなりゴミ捨て場で、粗大ゴミをじっと見つめていた彼女は、挙動不審そのものでした。

 でも、その理由はごくごく単純。菜々子さんは、まだ使えるのに捨てられてしまうモノに、悲しさと愛おしさを覚えてしまう女の子だったのです。ゆるふわな雰囲気で、そんなことを語る菜々子さん。ひとつ年上かつ処女な彼女に、翔太は次第に惹かれていくのでありました。

 そ、そんなモノにこだわりがあったら、ゴミ屋敷になってしまうんじゃなかろうか……と、心が汚れまくっている筆者は考えました。もちろん、そんなことはありません。何より、このアパートの住人をはじめ登場人物は、心の綺麗な人しかいないのですから。

 物語は序盤の出会いを経て、上の階の住人で強気なだけど乙女、かつ、菜々子さんが大好きな、さーちゃんを巻き込んで翔太と菜々子さんが次第に距離を近づけている姿を描きます。

 ここで重点を置かれているのは、正式に付き合うまでの、もどかしさ。すなわち、ホントに付き合ってよいのか? あるいは、互いに好きになってもらえるかの不安を抱えつつ、ウジウジとしている瞬間。いうなれば、付き合い始めの、恋愛がもっとも楽しい時期なのです。

 この、相手のことをちょっとずつ知ってきて、相手も自分への好意を隠しきれないのがわかってくる時期というのは、楽しいもの。とりわけ恋愛経験に乏しい菜々子さんは、加減がわからなくてちょっと過激に翔太に迫ってきたりしてくるのです。ここで、翔太の側も押し倒したりできないもどかしさに、悶絶してしまうではないですか!

 後半になるとアパートの給湯器が壊れたので、一緒に銭湯に行く「風呂回」なんかがあるんですが、はたから見ると完全に付き合っていて、ラブイチャをしているようにしか見えません。なのに、2人はいまだに気持ちを整理できずに悶々としているのです。

 きっと、何年か後には、そんな悶々としていた時間が、どれだけ楽しいものだったかに気づくハズ。

 とにかく、人生でもなかなか味わう機会の少ない、付き合い始めの楽しさを存分に描いてくれる本作。基本、女の子の身体がエッチに描かれているのも評価の高いポイントなんです!
(文=大居候)

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