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「BBC」公式サイトより。

 次世代VRゲーミング時代の到来は、エンタテインメント界の巨人・ディズニーにも少なからぬ影響を与えているようだ。


■ビデオゲーム事業の廃止と“VR宣言”

 先日、ディズニーは同社のレガシー的名作の世界観がVR映像で観賞できるという『Disney Movies VR』を「Steam」を通じて無料配信した。

『Disney Movies VR』はクラシックな名作映画『ジャンブルブック』をはじめ、『スター・ウォーズ』や『キャプテン・アメリカ』などの世界を、360度見回せるVR映像で楽しめるVRコンテンツだ。ビデオゲームではないので、インタラクティブ性はなく観賞するのみのVR映像作品。対応OSがWindows 8/10であることから、HTC ViveとOculus Rift向けのコンテンツということになる。Steamの情報を見る限りは、無料ということもあってか、あくまでもディズニーのVRに対する取り組みの“予告編”というニュアンスが感じとれるだろう。ディズニーがVRに意欲的であることを身をもって表明したことになりそうだ。

 唐突な印象すら抱くこのディズニーの突然の“VR宣言”だが、その背後にはいくつかの事情が横たわっていそうである。それというのも先日、ディズニーは家庭用ゲームの制作販売から完全に撤退することが発表され、人気キャラクターのフィギュアと連動したビデオゲーム『Disney Infinity』シリーズも終了することになったのだ。

 純正のディズニーキャラクターに加え、シリーズ3弾からはIPを有するマーベルのキャラクターもフィギア化&ゲーム化され、話題を呼んでいた『Disney Infinity』シリーズだったが、開発を担当していたゲームスタジオのAvalanche Softwareの閉鎖と共にシリーズも終了することになった。また、『スター・ウォーズ』関連のビデオゲームにおいて、ライセンスに使用していたLucasArts(ルーカスアーツ)も完全に廃止するとのこと。

 これはつまり、家庭用ビデオゲームに関してディズニーは自社での開発・販売をやめてライセンスビジネスへと完全にシフトするということである。しかしその後すぐに発表された今回の“VR宣言”で、ディズニーがVR分野へ資本を集中していることが仄見えなくもない。これに関する続報にも注目したい。


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